三菱東京UFJ銀行は2日、印鑑がなくても窓口で振り込みや現金の引き出しができるサービスを2012年度にも導入する方針を明らかにした。希望する顧客には、通帳も発行しない。顧客の手続きを簡素化し、サービス向上につなげる。 新サービスは印鑑の代わりに、窓口でキャッシュカードを専用の端末に挿入し、暗証番号を入力すれば、窓口でも投資信託の購入などほとんどの取引ができるようになる。口座を開設する時には、これまで通り印鑑が必要という。通帳を希望しない顧客は、インターネットを使って取引履歴が閲覧できるようにする。 同様のサービスは、大手銀行ではりそな銀行がすでに導入しており、ほかの銀行にも広がる可能性がある。