日本のみならず、現在世界で社会問題化している“ニート”。社会環境といった外的な要因や個々が抱える内的な側面など、容易ならざる数多くの問題が解決を難しくしているのだが、スペインの25歳男性は驚くべき行動を起こした。スペインでニートを意味する“ニニ”とされるこの男性は、両親からお金を渡されなくなったとして、家庭裁判所に毎月400ユーロ(約4万8,000円)の支払いを求める裁判を起こしたという。 英紙デイリー・テレグラフによると、裁判を起こしたのはスペイン南部アンダルシア州で暮らしている25歳の男性。この男性は、学校を卒業した後も仕事に就かず、実家で生活をしながら両親から小遣いをもらって日々を過ごしていたという。ところが、さすがにそんな毎日を過ごす息子に我慢の限界となったのか、ある時から両親は「仕事を見つけようとしない」として、男性へ小遣いを渡すのを拒否し始めた。すると、以前大学で法律を学んでい
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