サイトマップ ★全記事一覧 ★管理用 2012.02.20 (Mon) 光市母子殺害事件:元少年の死刑確定は放射能汚染に不安を抱く母子に対するガス抜き 今日、光市母子殺害事件の被告人の元少年の死刑が確定したせいか、「光市母子殺人事件:本村洋氏の気持ちはわからぬではないが・・・」という記事へのアクセスが増えている。 私の考えは、上記のエントリーを書いたときと全く変わっていない。自分の性欲を満たすために、母親と生後間もない9ヶ月の赤ちゃんを殺害したのは確かに恐ろしいことだが、以下の3つの理由で、この元少年に死刑が相当だとは思えない。 まずは、当時少年が、18歳と1ヶ月ということから、少年法が適用されれないのはおかしいと思うのが一つ。死刑を選択するかどうかは、これまでは、最高裁が83年の永山則夫下死刑囚に対する判決で判示した「永山基準」に照らして判断されてきた。犯行時18歳未満であった少年の量刑