【佐藤剛志】米国の人気歌手レディー・ガガさんの最新アルバム「アートポップ」のデザインに、北岡明佳(あきよし)・立命館大教授(52)の「錯視(さくし)アート」が採用された。6日に日本で先行発売され、順次、世界各地で発売される。 採用された作品は北岡教授が「ガンガゼ」(ウニの一種)と名付け、インターネット上などに発表。放射状に描かれたウニのトゲのような絵が、錯視の効果で動いているように見える。オリジナルは水色だが、CDやDVDの盤面やケースにピンク色で印刷された。 発売元のユニバーサルミュージック(東京都)によると、9月下旬にガガさん側から北岡教授に打診があった。ガガさんのアルバムのデザインに日本人の作品が使われたのは初めてという。知覚心理学が専門の北岡教授は「奇抜な衣装や振る舞いで人々を引きつけるガガさんも『錯視』の世界に通じる。採用してもらえて光栄です」と話した。