「受診に際し、盲導犬を同伴したいと病院にお願いしたが拒否された」と、京都市左京区の視覚障害者の男性(77)から困惑した声が京都新聞社に寄せられた。身体障害者補助犬法は、病院や店舗を含む公共の施設に対し、盲導犬や聴導犬、介助犬の受け入れを義務付けている。関西盲導犬協会(京都府亀岡市)などに取材すると、障害のある人を助ける補助犬への理解がまだ社会に浸透していない現状が見えてきた。 盲導犬ユーザーの男性は9月中旬、京都市左京区にある私立病院を初めて受診することになった。盲導犬の同伴が可能か、事前の確認を同協会に依頼。病院の回答は「同伴できない」だった。 同協会は、補助犬に関する窓口がある市障害保健福祉推進室と、医療を担当する市医療衛生企画課に相談。市の担当者から病院に、補助犬法の趣旨などを説明してもらったが、受け入れられなかったという。 やむなく男性は、受診当日に同協会職員に同行してもらい、診察
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