ブックマーク / blog.tinect.jp (38)

  • 部下の心身をぶっ壊す日本人的なマネジメントは、もういい加減に止めなければ。

    「部長、5件でいいので見を見せてください!」 証券会社の1年生だった頃、所属長にこんな懇願をしたことがある。 ことの発端は、”高額納税者リスト”に片っ端から電話をしろと、業務命令を受けた時のことだ。 令和の今では信じられないかもしれないが、当時は「日お金持ちランキング」とも言うべき高額納税者が地域ごとに詳細に発表され、毎年ニュースを賑わしていた。 そして高額納税者は住所、氏名が世間に公表され、当然のことながら金融機関からの営業電話がなり続けることになる。 しかしかけてもかけても、 「忙しいんに、クソ電話してくんな!」 「儲かる株なら自分で買えばええやろ!」 とガチャ切りされるばかりで、全く受注を頂けない。 そりゃあそうだろう。こんなリストで実名や連絡先を公表されたら、怪しい投資から詐欺のような話まで、全国から電話が殺到しているに決まっている。 部長はイラ立ち、 「お前ら、それでも大学

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    n_nayuha
    n_nayuha 2022/08/23
  • 数字しかみれない人間が監督をやると、人を叩いてマネジメントしてしまう

    前回の記事でも紹介したが、ハーヴィー ホーンスタインの問題上司―「困った上司」の解決法は当に凄いである。 このを読むと、なぜ世の中からイジメやクソ上司が無くならないのかが嫌というほどによくわかる。 前回は上司が部下を攻撃するのは”攻撃行為自体が自尊心を与えてくれるから”だという観点に立って社内におけるハラスメント事情を読み解いた。 今回は成果主義というシステムが人をハラスメントに駆り立てるという事実を紹介しよう。 良い数値が出せるのなら社員を不幸にしてもよい土壌が資主義にはある 大前提として企業の目的は利益をあげることだ。社員を幸せにする事ではない。 例えばである。株主総会で 「利益が減って株価は下がりましたが、社員の幸福は大きく上げられました」 「今後も利益ではなく、社員の幸福を第一に会社を運営していきます」 なんていう人なんて絶対にいない。 仮にこれを言ってのけた人がいたとした

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    n_nayuha 2022/03/04
  • 比較されて、負けてしまった人間に救いはあるのか

    マックス・シュティルナーが言ったかもしれないこと 栗原康という人の『何ものにも縛られないための政治学』というを読んだ。 そこに、マックス・シュティルナーという思想家の考え方が紹介されていた。 シュティルナーは自由主義を三つに分けたという。 (一)政治的自由主義……カネによる支配 (二)社会的自由主義……社会による支配 (三)人道的自由主義……人間的なものによる支配 政治的に自由になる。すると、人はカネによって上に立ったり、下に置かれたりする。カネがすべてを支配する。 それじゃあいけねえとなって、金持ちが支配するなんてやめて、社会のためにみんなやっていこうとなる。 みんながみんなのために。一見、悪くない。 だが、その世界ではかられるのは、人がいかにみんなのために、社会のためになることができるかどうかだ。 みんなのためにならないことは評価されないし、みんなのためにならない人間は糾弾され、排除

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    n_nayuha 2022/01/07
  • 「わからない」「助けてくれ」を言える、素直なリーダーは強い。

    もう随分と前の話だが、何かのイベントで昔の同級生と再会をしたことがある。 20年ぶりの偶然に驚き近況を聞くと、一人親方で立ち上げたエンジニアリング会社が軌道に乗って、50人の社員を雇うまでに成長しているという。 そして再会の懐かしさのまま居酒屋に場所を変え話を重ねるが、その席で彼はふと、こんなことを話し始めた。 「俺はウチの社員を全員、金持ちにしてやりたいという夢を持っている」 「俺を選んでくれたんだ。業界水準の倍は金を渡してやることが、経営者としての目標だ」 そして自分にはそれだけの能力があること、社員とその家族には幸せになって欲しいと願っているし、してみせるなどといったことを熱く語り続ける。 いかにも勢いのある経営者の熱さだ。 そしてさぞ良い会社経営をして従業員に慕われているのだろうと、普通は思われるかも知れない。 しかし私はこの話から、彼の会社はきっと長くもたないだろうと思った。 さ

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    n_nayuha 2021/11/18
  • コンサルティング会社における「社員の消耗を防ぐ、カルチャーとしくみ」の話。

    私がコンサルティング会社にいたころは、大量の仕事が絶え間なく降ってくるので、とにかく効率よく働くことが求められた。 特に大事だったのが、「セルフコントロール資源」の管理(=精神的な消耗を防ぐこと)だ。 セルフコントロールは使えばなくなる。 だから、野放図に使ってしまうと、たちまち仕事が立ち行かなくなる。 「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。 繰り返しになるが、セルフコントロールは、消耗資源である。使えば減り、休めば回復する。 集中力は、消耗資源。 だから、休憩中にマンガやを読んだり、ゲームを やったりすると、「やる気」が回復するどころか 逆に消耗してしまう。 経験的には、仮眠が最も集中力を回復できる。 やる気を出すには、とにかく睡眠。 — 安達裕哉(Books&Apps) (@Books_Apps) September 24, 2021 そのため、所属

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    n_nayuha 2021/10/23
  • 人は、身銭を切らせたときに、はじめて本音が出る。

    かつてコンサルタントだったころ、私は会社の命を受けて、何回か「新規事業」の立ち上げを試みたことがある。 ほとんどは失敗したので、新規事業の立ち上げについて、偉そうなことは何も言えない。 ただ、その経験は、決して無駄ではなく、大変役に立った。 特に、私の中に残ったのは、「「買いたい」という言葉が、まったくあてにならなかった」ことだ。 * 私が初めて新規事業を立ち上げようとした時のこと。 私は一般的な教科書に載っている通り、事業計画を作り、そして、市場調査を次に行った。 具体的に言えば、新しい商材に関して、「アンケート」と「ヒアリング」をマメにやった。 「こんな商品があったら、これくらいの価格で買いますか?」 「こんなサービスについて、どう思いますか?」 「このような商材は、貴社のニーズを満たしますか?」 といった具合だ。 この段階で、反応は極めて良かった。 「ほしい」 「買いたい」 「ニーズ

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    n_nayuha 2021/10/22
  • 「本気ではない人に、いくら教えても、無駄」と言われた時の話。

    京セラの創業者である、稲盛和夫氏のを読んでいて、一つのエピソードが目に留まった。 稲盛氏が若いころ、松下幸之助の講演会に出たときの話だ。 松下幸之助は講演会で、景気が悪くなった時のことを考えて、余裕のある時に蓄えをする「ダム式経営」をしなさい、と述べた。 ところが質疑応答の時、一人の中小企業経営者がこう言った。 「ダム式経営をしなければならないことはよくわかります。何も松下幸之助さんに言われなくても、中小企業の経営者はみんなそう思っています。しかし、それができないので困っているのです。どうすれば余裕のある経営ができるのか、その方法を具体的に教えてもらわなきゃ困ります。」 すると松下幸之助は、たいへん戸惑った顔をして、しばらく黙った。 そしてポツリと言った。 「いや、それは思わんとあきまへんなぁ」 すると、聴衆のあいだから「答えになってないよ」と、失笑が漏れたそうだ。 この話を読んで、強く

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    n_nayuha 2021/10/03
  • 面倒な人の欲求を「察してあげる」と、増長してさらに扱いづらくなる

    先日タイムラインで、こんなツイートを見かけた。 1万に迫るいいねがついているあたり、いかに多くの人が共感したのかがわかる。 かくいうわたしも、そのひとりだ。 昔は不機嫌な人にあたると、「え?何かした?ごめんなさい!」と思ってたけど、最近は「え、その態度やと全然不満ポイントわからんから、進めますね〜」って感じになってきてしまった…わからないことを勝手に察しようとしない、先回りすることが逆にウザかったりもするからね… — りょかち (@ryokachii) 2021年7月6日 けんすうさんが指摘しているように、「まわりが察することで面倒な人が増長してさらに扱いづらくなる」というのは、結構あるあるだ。 「面倒な人とうまく付き合っていこう」とその人に合わせてしまうのは、長期的に見ると、実は『悪手』だったりする。 マネージャーに無視されるようになった理由 昔働いていた家具屋で、いままであまり関わりが

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    n_nayuha 2021/07/30
  • 「心理的安全性」という概念は、まだ、日本人には早すぎる。

    最近は「心理的安全性」という概念が、ビジネス領域でしばしば話題になる。 知識労働者のパフォーマンス向上に必須だと言われるからだ。 これについては、個人的な思い出も多い。 かつて私が在籍していた組織は、お世辞にも「心理的安全性」に優れた組織ではなかった。 率直に言ってくれ ⇒ 叱責される 私がまだ新人だったころ、「経営陣への提案制度」が設けられたことがあった。 経営者は「なんでも率直に提案してくれ」と説明していた。 「なんでも」というので、早速私は「干された人々」の処遇を改善してはどうかと、経営者に提案した。 すると、私の想像をはるかに超えて、彼は怒った。 「あなたは何もわかってない」から始まり、 「働かない奴らの処遇は、あれで当然」 「私が認めた人だけに仕事を渡す」と。 こうして私は1時間にわたり叱責された。 今思えば、経営者が「成果に貢献しない人々」を擁護した私に怒りを覚えたのは当然だっ

    「心理的安全性」という概念は、まだ、日本人には早すぎる。
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    n_nayuha 2021/07/20
  • わずか10%の給与カットで「愛社精神」は跡形もなく破壊することができる。

    世の中の経営者、とりわけオーナー企業の経営トップは「愛社精神」にこだわる人が多い。 しかし誤解を恐れずに言うと、給与所得者として働く労働者に、経営者が考えているような「愛社精神」は存在しない。 にも関わらず、勘違いした会社経営者は的はずれな手段を使って、従業員から会社を愛してもらおうと努力する。 そしてその多くの場合、「愛社精神」を自分への愛と一体化して考え、理不尽極まりない願望を押し付ける。 従業員との“腹を割った”飲み会。 慰労旅行や社員運動会。 さすがに、令和の時代にこんなことで“愛社精神”が高まると勘違いしている経営者はいないと思いたいが、万が一似たようなことをしているのであれば今すぐやめたほうがいい。 従業員の立場から見れば、相当な迷惑だ。 ではなぜ、多くの会社経営者は「愛社精神」などという存在しないものを追いかけるのか。 それは、「それっぽいなにか」を都合よく誤認しているからだ

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    n_nayuha 2021/06/26
  • 大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。

    「恩師」の意味を「人生全体に渡って、大きく影響を及ぼす程の薫陶を受けた人」と定義した場合、私には恩師と言って良さそうな人が二人います。 一人は、小学校の3年から4年の時に担任をもってもらったH先生。 もう一人は大学の専門課程、国語学研究室でお世話になったS先生。 H先生については、人生の選択に関わる重要な示唆を色々と頂いたなーと思っていて、例えば昔この記事で書いたんですが、 忍者ハットリくんが、私の人生を大きく変えた、という話。 「ファミコンの忍者ハットリくんに巻物が出てきてかっこいいから、物の巻物にも触ってみたい」 と素っ頓狂なことを言い出した私に、 「巻物は大学行かないと触れないよ」と答えて、さり気なく「大学=巻物」という刷り込みを行ったのがH先生です。 多分私、この教えがなかったら大学行ってませんでした。 上記の記事でも書いた通り、私は大学での専攻として、「巻物に触りたいから」とい

    大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。
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    n_nayuha 2021/02/08
  • 強い組織は、人の欠点を無視することで「凡人」を戦力化する。

    結構前の話だ。 とある会社で、一人のマーケティング担当が辞めた。 彼はそれまで、その会社に存在しなかった メディアを使ってリードを獲得する手法を駆使し、大量の成果をあげていた。 当初、その功績は経営陣たちから大きく評価された。 給与はアップし、大きなボーナスが彼に支払われた。 しかし、残念ながら、その高い評価は長続きしなかった。 なぜなら、彼の「だらしなさ」が、あらわになってきたからだ。 前の日にクライアントと飲み歩いて、次の日昼過ぎに出社する。 机の上は大量の書類で汚く汚れている。 彼の上司は彼に警告した。 遅刻はするな。机を整理しろ。 彼は「成果はあがっている。時間や机はそれと関係ない。」と言い張ったが、上司は彼に「態度を改めなければ減給する」と警告した。 彼は、結局それを断り、知人のスタートアップに転職した。 「今は、紙を使わないから机が汚れないし、出社自由だから、最高だよ」 と彼は

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    n_nayuha 2020/09/26
  • 決断疲れを防ぐため「部下に判断させない」のも上司の重要な仕事のひとつ

    この記事で書きたいことは、下記のようなことです。 ・部下が判断に迷いそうなことについて、数値化して判断基準を作れそうなものは可能な限りきちんと数値化するようにしています ・判断基準が明確になっていれば「決断疲れ」で消耗することが少なくなり、結果的にタスク遂行速度が上がります ・けど案外そうしない上司の人も多い ・「部下の判断力がつかない」とかいう人もいるけど多分それはちょっと違うよね 以上です。よろしくお願いします。 *** さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、あとはざっくばらんに行きましょう。 尚、この書き出しは前回の記事と完全一致していますが、コピペではなく一応いちいち手打ちしています。特に意味はありませんが。 今回の記事は、ある程度の部分まで、前回の記事の補足です。 知っている人には当たり前のことかも知れないんですが、結構前回の記事で目にとめてくださった方も多かったよう

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    n_nayuha 2020/09/18
  • 「部下を育てる」ことを「部下の能力を上げる」ことだと勘違いしていた、という話

    この記事で書きたいことは、下記のようなことです。 ・「部下を育てる」ことは「部下の能力を引き上げること」だと勘違いしていた ・上司が部下に出来ることは、最大限上手くいっても「行動パターンのちょっとした変容」くらい ・けれどそれで、あんまり出来なかった人を出来る人っぽくムーブさせることは出来る ・もしかすると、「育てる」ってそういうことの積み重ねなのかも知れないなあ ・なんだかんだで「インフラ整備」以上に効率よく人の行動パターンを変容させられるものはない 以上です。よろしくお願いします。 *** さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、あとはざっくばらんに行きましょう。 「人材育成」というのは仕事においてものすごーーく大事な要素でして、もちろん色んな人が色んな言葉で語っていますし、もたくさん出ています。 何百人も部下を育てた人たちの言葉は大変説得力があって、私も感心することしきり

    「部下を育てる」ことを「部下の能力を上げる」ことだと勘違いしていた、という話
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    n_nayuha 2020/09/10
  • 忙しいフリをしなければならない職場とは、早く手を切ろう。

    かつて私が任された、ターンアラウンド(事業再生)の現場でのことだ。 経営は危機的状況で、何もしなければ半年ももたずに現預金が枯渇する。 すぐに出血を止めることが最優先事項だったので、最初に取り組んだ仕事は業務の標準化と属人性の排除だった。 なぜ私が無償で業務ノウハウを人に教え、協力する必要があるのですか? 大きな組織では、 「この仕事は、○○さんでないとできません」 などという仕事が少しでもあると、そこがボトルネックになり様々な業務が停滞する。 そして、非常に大きな無駄とコストが発生するだけでなく、維持すべきコストと削減に取り組むべきコストを判断することすらできなくなる。 しかし当時、社内では人員不足もあり、あらゆる業務が 「○○さんでないとできません」 という状態に陥って、可視化と定量化の大きな妨げになっていた。 私は困って製造現場のベテラン社員の一人に相談を持ちかけた。 彼女がいないと

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    n_nayuha 2020/06/23
  • リスクをとっている人だけが、見える世界がある。

    まだ私がコンサルタントだったとき、ある起業家と「成功」と「失敗」の話になった。 起業に興味のあった、私は聞いた。 「起業するとき、失敗するかもとかって、考えたことありましたか?」 「いや、ないよ。」 彼はこともなげに言った。 私は、それでは、と思い言った。 「勝算があったのですね。」 「いや、それもないよ。」 私は困ってしまった。 失敗も考えたことがない、勝算があったわけでもない、一体彼は何を思って、起業したのだろう。 すると彼は言った。 「あなたには一生わかんないと思うよ。」 私は内心ムッとしたが、お客さんに怒りをあらわにするわけには行かない。 へりくだって、こう尋ねた。 「すみません、なぜでしょうか。」 彼は、私を見つめていった。 「そういうとこだよ。あなたには、凄みがない。そう言う人には、説明しても、起業家の心はわからない。」 「……」 私は憤懣やるかたない状態であったが、平静を保っ

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    n_nayuha 2020/03/28
  • 「無能」は多くの場合、「個人の能力」ではなく「組織の能力」が不足している。

    「無能」という言葉を聞いて、気を悪くする人もいるかもしれない。 が、無能とは、すなわち成果を出す能力の欠如であるため、会社を運営する上で「無能」をどう扱えば良いかは、常に頭の痛い話だ。 事実、ピーター・ドラッカーの著作には「無能」という言葉が多数使われている。 彼は非常に「無能」を問題視していた。 無能を並の水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーを必要とする。 しかるに、多くの人達、組織、そして学校の先生方が、無能を並にすることに懸命になっている。 資源にしても、時間にしても、強みをもとに、スターを生むために使うべきである。 ところが「無能」の解決は、そう簡単ではない。 なぜなら、無能は 「頭が悪い」 「コミュニケーション能力が不足している」 「粘り強くない」 といった、わかりやすい個人の性質ではないからだ。 誤解をしている人もいると思うが、仕事をする人間の能力

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    n_nayuha 2020/02/28
  • 「攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか

    ちょっと前の話なんですが、職場にて、わたしとはまた別のチームのリーダーが辞めてしまって、とても惜しいなーという気分になっています。 実力がある人でした。色んな知識を持っていて、その知識を応用するやり方も知っていて、課題を見つければその課題を解決する方法を、しかも実現可能なやり方で考えられる人でした。 ただ、私が見る限り、その人にはたった一つだけ、非常に大きな欠点があって。 それは、彼が、 「攻撃の手段としてしか質問をしない人」だった、ということなのです。 まず前提として。 来であれば、「質問」というのは、何か自分が知らないことを教えてもらう、あるいは自分が知っていることと相手が知っていることを合わせて、新しい知見を導くために使うものです。 良い質問があると話が進みますし、皆の知見が深まります。 だから質問は大事ですし、気軽に質問が出来る環境作りも非常に重要です。 その辺の話については以前

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    n_nayuha 2020/02/12
  • 50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」

    1週間ほど前に、おもしろいツイートが回ってきた。 これほどまでに人々を陰な気持ちに陥らせる画像が、今まであっただろうか pic.twitter.com/Av9LNVkdRi — さい (@saiculture) 2015, 1月 10 受験勉強を始める子供に見せる画像(当なのだろうか?)のようだが、よく出来ているな、と感じる。「子供の頃から勉強して、いい学校に入って、良い企業に就職すると、一生安泰だよ」というメッセージを伝えているのだろう。 さて、この画像の中で注目したいのが40歳の「もうここからは人生は変えられない」という一言だ。これを読んで、ある方の話を思い出したので、それを書こうと思う。 私は以前、殆どの社員が50歳以上、という会社に訪問したことがある。社長はすでに65歳を超えており、役員も軒並み60歳以上、普段はむしろ20代、30代の方々が多くを占める企業ばかりに訪問していた私

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    n_nayuha 2020/01/24
  • いくら高学歴で頭が良くても、ベンチャー・スタートアップ企業は「普通の人」が働く先ではない。

    つい先日のこと。 ベンチャーキャピタルで働く知人から、スタートアップ界隈で働く若手、とくに新卒の変化について聞いた。 すると彼は、 「最近は、高学歴の学生、例えば東大生や京大生が、旧来の日系大企業を選択せず、ベンチャーやスタートアップに行きたがる」 と言っていた。 確かに、この手の話は最近ちらほら見るようになった。 日企業を蝕む”上から目線”という深刻な病気 東京大学の学生たち。東大生といっても、毎年3000人も入学すればピンきりですから、グローバルな活躍が期待できるほど優秀な学生は数百人でしょう。 その数百人は、どこで働こうとしているか。 日の大企業を挙げるのは少数派です。 とくに、天才と呼ぶべき“知的ギフテッド”な若者たちは、いまやスタートアップしか考えていません。そのほかは、ほぼ眼中にない。 自分で起業する、もしくは、設立数年のスタートアップ企業に入る。「自分の才能を確実に活かせ

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    n_nayuha
    n_nayuha 2019/12/27