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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (28)

  • SYNODOS JOURNAL : 農業で稼ぐ!経済学 浅川芳裕

    2011/7/310:32 農業で稼ぐ!経済学 浅川芳裕 書の執筆動機はきわめてシンプルです。経済学の考え方を使って、「農家の経営」ひいては「日の農業」の今を正しく分析し、もっと〝よくする〟ための新たな議論を提起することです。経済学とは、僕の理解では、もっている資源をうまく使って人々が豊かになる方法を考え、そのヒントを提示する学問です。 しかし、現実は違います。日の農業経済学者の大多数が提示する議論は、「日農業の資源がいかに少ないか」から始まります。そして、「日の農家はどれだけ豊かでないか(貧しいか)」を分析し、だから「日農業には未来がない」との申し合わせたような結論に至ります。とくに「小規模だから海外に負ける」との悲観論を前提に、もっと保護を求める論調が大勢を占めます。 僕には訳がわかりません。日の面積がアメリカやオーストラリアより狭いことは、小学生でも知っています。それを

    nabeso
    nabeso 2011/07/03
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  • SYNODOS JOURNAL : 【新刊紹介】『ホームレス博士』――まぼろしの「まえがき」に代えて 水月昭道

    2011/2/247:0 【新刊紹介】『ホームレス博士』――まぼろしの「まえがき」に代えて 水月昭道 先に申し上げておくが、この話はフィクションである。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係しない。 10年を過ごしたアカデミアからついに引退する。 名はシンジという。博士号を持っている。 象牙の塔に見切りをつけ必死に「ただの人」になろうとしていた。 「―― 任用期間の終了に伴い、退職手続きをお願いします」 シンジがため息をつく「今年もついにきたか……」 大学の非正規教員であるシンジは、数年に一度、退職を求められる。雇用継続の期待権なるものを発生させない「仕組み」に従わされるためだ。今回は3年だったが、最長でも5年どまりである。 いわゆる非常勤講師と言われる先生方は、もっと酷い。毎年、強制的(自動的に)に退職させられる。そして次の年、運が良ければ再度、一年限りの雇用契約を結び直す。 そん

  • SYNODOS JOURNAL : 「テロ戦争」化しつつある、反「セックス・トラフィッキング=性的人身売買」運動 小山エミ

    2010/12/167:0 「テロ戦争」化しつつある、反「セックス・トラフィッキング=性的人身売買」運動 小山エミ ◇「セックス・トラフィッキング」への関心の高まり◇ リュック・ベッソン製作・脚、リーアム・ニーソン主演の映画『96時間』(2008年、原題 Taken)は、製作上フランス映画ながら、米国人の多くが抱える不安とファンタジーを体現したアクション・スリラー作品だ。 はっきりとした勧善懲悪的なプロットに加え、海外旅行中の誘拐、そして人身売買という危機、そして圧倒的な暴力によって悪を蹴散らして突き進む正義のヒーローという、いかにもアメリカ的なテーマの数々は、娯楽映画としてはよくできている。しかし、この映画の世界観がフィクションにとどまらず、現実に展開されつつあることを知る人は、あまりいない。 米国では、ここ数年「セックス・トラフィッキング」への関心が高まっている。セックス・トラフィッ

  • SYNODOS JOURNAL : 「トロッコ問題」記事への追記――思考実験の功罪、ダブルエフェクト原理、フィリパ・フットの真意 小山エミ

    2010/11/147:0 「トロッコ問題」記事への追記――思考実験の功罪、ダブルエフェクト原理、フィリパ・フットの真意 小山エミ 前回の記事「『消極的義務』の倫理――『トロッコ問題』の哲学者フィリパ・フットとその影響」では書ききれなかったネタがあふれるほど余っているので、おまけとしてそのいくつかを書いてみる。というのも、サンデルの授業で紹介されているだけでなく、最近おこなわれた中森明夫さんと宮台真司さんのイベントでこの「トロッコ問題」が取り上げられるなど(宮台さんはちょっと間違って覚えていたようだけれど)、ここのところトロッコ問題への関心が高まっているようなので、もうちょっとこのサンデルブーム、トロッコ問題ブーム(?)に便乗してみようかと。 まず最初に、トロッコ問題というかこの種の思考実験へのよく聞く異議申し立てとして、思考実験の設定自体が人工的すぎる、という意見がよくみられる。これにも

  • SYNODOS Blog : ある「炎上」「ネットいじめ」に抱く、いやというほどの既視感 小山エミ

    2010/8/200:0 ある「炎上」「ネットいじめ」に抱く、いやというほどの既視感 小山エミ 2ちゃんねるやミクシィなど、ソーシャル系のインターネットサイトを震源とする、一般人のブログ「炎上」や、個人情報を悪用した嫌がらせなどが、問題として取り上げられるようになって久しい。 事件の概要はつぎのとおり。 被害者は、MySpaceやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトに自分の画像や動画などを掲載していた11歳の女の子。彼女があるバンドのミュージシャンと一緒に撮った写真を自分のプロフィールに掲載したところ、そのミュージシャンは過去に性犯罪での逮捕歴があり、11歳の女の子とも性的な関係があるのだろう、という憶測が、動画中継サイトStickamを使ったゴシップサイトに掲載された。 それをきっかけに彼女が自分のSNSページに掲載していたさまざまな画像――なかには、

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    nabeso 2010/08/20
    あるフレーミング(炎上)の一事例
  • Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違い 小山エミ SYNODOS Blog

    2010/08/0500:00 Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違い 小山エミ 世界最大のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、Facebookが日(語圏)に進出してから二年がたった。よく知られているように、Facebookは実名での登録を前提としていることが特徴であり、「米国で人気の実名SNSが日社会において受け入れられるか」と話題になった。 Facebookが日で広まらないのは、当初から言われていたように、実名登録制が日のネット文化に合わないからである、という説明がよく聞かれる。 なるほど、匿名を前提とする2ちゃんねるや、ハンドルを使って繋がるミクシィ、さらには歌や踊りを見せても実名はなかなか出さないニコニコ動画も含め、日のネット文化においては、会社や学校の人間関係から切り離されたところに、匿名だからこそ普段は出せない自分を出

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    nabeso 2010/08/05
    旧帝大やら慶応とか音頭をとれば普及したのかというと疑問が残る
  • Synodos blog / 芹沢一也 : ブックリスト世界システム編 山下範久が選ぶ10冊

    October 20, 200909:54 カテゴリreviewsynodos ブックリスト世界システム編 山下範久が選ぶ10冊 こんにちは。芹沢一也です。 すっかり秋な今日この頃、日は山下範久さんの推薦図書です。 秋の読書にぴったりの、いずれも視野の広大な著作です。 「世界システムの帝国化をテーマに、人類史的な視野を鍛えるための10冊を選びました。平滑空間への溶解に陥ることなく、長期的な現実の条件をつかむこと、これが世界システム論の質的態度であり、また世界システム論への今日的要請でもあると考えています。」(山下範久記) 『ヨ−ロッパ的普遍主義  近代世界システムにおける構造的暴力と権力の修辞学』I・ウォーラーステイン 『物質文明・経済・資主義』F・ブローデル 『民主主義以後』E・トッド 『帝国 グロ−バル化の世界秩序とマルチチュ−ドの可能性』A・ネグリ/M・ハート 『長い20

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    nabeso 2009/10/20
    まぁ正味、世界システム論より、それの根拠になっている広域地域研究を眺めた方が自分自身のためになると思うけど
  • Synodos blog / 芹沢一也 : セミナーを終えて Perfumeの画期性 - livedoor Blog(ブログ)

    February 23, 200912:34 カテゴリ seminar synodos セミナーを終えて Perfumeの画期性 こんにちは。芹沢一也です。 土曜日は増田聡さんを迎えてのセミナー、とても楽しいものとなりました。 ロック音楽史におけるカバー(/ぱくり)の歴史と、プロモーションビデオにおける映像と音の関係の変容を示しながら、リアリズムを志向する初音ミクがいかに反動的で、それに対して、アーティトと音との結びつきの偶有的な関係性を、露呈(可視化)させていることで成立しているPerfumeが、いかに画期的かというお話でした。 こうなると当然、Perfumeへの口パク非難というのは、とても古臭いロマンチックな主体概念に立脚したもののだから、かなり反動的になるわけですが、お話を聞きながら、現在の動向は、かつてフランス現代思想が夢想した「作者の死」よりも、むしろ「作者への固執」といったよ

    nabeso
    nabeso 2009/03/19
    口パク非難が反動的なのは分かる。が「作者への執着」とPerfumeの画期性はさっぱりわからん。