知識の欠如をあらわにした安倍晋三の「歴史認識」 - 集中｜MEDICAL CONFIDENTIAL
平沢勝栄という、警察官僚出身の自民党衆議院議員がいる。現在は党の総務副会長という要職にあるが、この議員にまつわる逸話で最も知られているのは東大法学部の学生時代、安倍晋三首相の家庭教師をしていたという経歴かもしれない。本人によれば当時、よく首相を「定規でたたいた」とかで、「私が教えなかったら成蹊大学も受からなかった」というから、頭の出来がよほど悪かったのだろう。 首相本人は、祖父の岸信介元首相の「ＤＮＡ」を口にすることがあるようだが、東大の歴史に残る秀才と呼ばれた祖父と比較するべくもないのは間違いなさそうだ。しかも後援会向けパンフレットなどに「南カリフォルニア大学（ＵＳＣ）政治学科２年間留学」と記していながら、同大によると在学していたのは１年だけで、学士の資格も取っていなかった。学歴詐称まがいだが、永田町界隈では「留学といいながら遊びほう けていた」というのが定説になっている。 無論、学歴や
ワタミの介護 崇高な創業理念と裏腹な「死亡事故」多発の深層－集中｜MEDICAL CONFIDENTIAL
「ご入居者様の幸せのためだけにある」という言葉がうつろに響く。居酒屋チェーン「和民」で知られるワタミグループの「ワタミの介護」が運営する東京・板橋区の介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」で発覚した女性入居者の水死事件だ。家族に「入浴中、10分間、目を離した隙に倒れた。病死です」と説明していたが、実はパーキンソン病の入居者を風呂に入れたまま、1時間半にわたって放置。風呂場に戻ると浴槽で水死していた。警視庁高島平署が業務上過失致死容疑で捜査中だが、家族が問題にしなかったら「病死」で片付けられていた。都知事選に立候補したこともあるワタミの渡邉美樹会長が「今日の日本をつくってきた高齢者が幸せに暮らせるように」とうたう介護施設はたびたび問題が指摘されている。 事故が起こったのは昨年2月。午後3時40分ごろ、入浴中の74歳の入居者が浴室でうつぶせになって倒れているのが発見された。だが、既に心肺
富士バイオメディックス 粉飾の舞台裏㊤－集中｜MEDICAL CONFIDENTIAL
2008年10月14日、一つの医薬品開発支援会社が負債総額229億円で東京地裁に民事再生法の適用を申請した。富士バイオメディックス（東京都中央区、以下ＦＢ）。岩﨑稔氏が社長を務めた資本金51億8603万円、従業員500名の企業。思えば、05年の名証セントレックスへの上場自体、いずれ食い物にされるための仕儀だったといえるのかもしれない。 当時の管理本部長の新湯新一氏（仮名）はりそな銀行出身。金融業務に精通していた。 ＦＢの設立にはメデカジャパンの代表・神成裕氏が深く関与し、上場後も事実上、支配下に置いていた。これは東京地方検察庁も把握している事実だ。 上場時を実現するに当たってはメデカから送り込まれた渡部喜一氏（仮名）が奔走。やっとの思いでこぎ着けるに至った。 神成氏の影響力は公表資料からも明らかだ。上場後の株主構成を見ると、メデカ関係者と加ト吉関係者が大半。創業社長・鈴木晃氏はほん
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