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ブックマーク / melborne.github.io (20)

  • Procを制する者がRubyを制す(嘘)

    RubyのProcの説明は巷に溢れているから今更感があるけどここ数回Procを使ったネタを書いていたらProcがかわいくなっちゃってもっとみんなにもProcのこと知ってもらいたいという欲求が生まれてきたからProcについての基的なことを僕なりのやり方でここに書くよ。長いよ。 Rubyの関数(メソッド) Rubyにおいて関数(メソッド)はファーストクラス(オブジェクト)ではありません。つまり文字列や数字や配列などの他のオブジェクトとは異なって、Rubyではそれを直接変数に代入したり、他の関数に渡したりすることはできません。 def square(n) n * n end sq = square # squareメソッドを変数sqに代入してみる # ~> -:1:in `square': wrong number of arguments (0 for 1) (ArgumentError)

    Procを制する者がRubyを制す(嘘)
  • Ruby標準添付ライブラリcsvのCSV.tableメソッドが最強な件について

    ─ 問題1 ─ data.csvファイルには、5人のプレイヤー(Alice, Bob, Jimmy, Kent, Ross)が二種類のゲーム(gameA, gameB)をプレイした結果が次のような形で格納されている。各ゲームの平均点を求めよ。 data.csv player,gameA,gameB Alice,84.0,79.5 Bob,20.0,56.5 Jimmy,80.0,31.0 Kent,90.5,15.5 Ross,68.0,33.0 data = File.read('data.csv') headers, *scores = data.lines.map { |line| line.chomp.split(',') } scores # => [["Alice", "84.0", "79.5"], ["Bob", "20.0", "56.5"], ["Jimmy", "80

  • TapがRubyの新たな制御構造の世界を開く

    Object#tapはそのブロックの評価結果を捨てるという風変わりなメソッドです。これは主としてメソッドチェーンにおける途中経過を覗き見るために使われます。 "charlie".upcase.tap{ |s| p s } # => "CHARLIE" .reverse.tap{ |s| p s } # => "EILRAHC" .gsub(/[aeiou]/i,'*') # => "**LR*HC" tapの副作用を使う もっとも、その評価結果を捨てるというユニークな特徴をうまく使えば、もっと面白いことができます。 例えば、ある変数の値を取得した上でその変数の値をリセットしたい場合を考えます。通常は次のように実装するのでしょう。

  • Ruby製WebSocketアプリを最速でHerokuにデプロイする5つのステップ

    テレビ放送が駄目になった」と言われて久しいですがその理由ははっきりしています。それは放送というものがリアルタイム・コンテンツを扱う媒体だからです。リアルタイム・コンテンツはユーザの自由を奪います。ある番組を見るためにユーザはその時間テレビの前に固定化されます。録画放送番組は字義的にはバッファード・コンテンツ1と言えますが、ユーザがそのコントロール権を持っていないつまりその視聴タイミングの制御を製作者側が持っているので、これはリアルタイム・コンテンツなのです。ユーザの唯一の武器はDVDレコーダによる制約の中のローカルバファリングのみです。 現在のWebは主としてバッファード・コンテンツを扱う媒体です。バッファード・コンテンツの世界ではユーザは好きな時間に好きなだけコンテンツを視聴できるという自由が与えられます。コンテンツの製作者側・提供者側にそのタイミングをコントロールする自由はありません

    Ruby製WebSocketアプリを最速でHerokuにデプロイする5つのステップ
  • 知って得する21のRubyのトリビアな記法

    (追記:2013-08-16) 記事のトリビアを含む55のトリビアを以下の記事にまとめました。 知って得する!55のRubyのトリビアな記法 ちょっとトリビアだけど、知っていると意外と便利なRubyの記法を21個拾ってみたよ(Ruby1.9限定)。 君なら全部知ってるかもしれないけど.. 1. 動的継承 Rubyのクラス継承では < 記号の右辺にクラス定数だけでなくクラスを返す式が書けるよ。 class Male def laugh; 'Ha ha ha!' end end class Female def laugh; 'Fu fu fu..' end end class Me < [Male, Female][rand 2] end Me.superclass # => Female Me.new.laugh # => 'Fu fu fu..' def io(env=:develop

  • Ruby、同じことの繰り返しは君に任せるよ

    もし問題が同じパターンの繰り返しを含んでいて、その極限の解が明らかならば、その問題の解決には再帰が使えるかもしれない。 再帰はある問題の答えの中にその問題自体を含む不思議な構造だ。「GNU」は「GNU’s Not UNIX」の頭文字からなる略称だ。ここで「GNU」は問題であり、その答え「GNU’s Not UNIX」の中に問題自体が含まれている。だからGNUは明らかに再帰だ。 「これじゃ答えになってない」 「つまり再帰は問題解決の役には立たない」 そういう声が聞こえてきそうだ。 つまりあなたは「GNU’s Not UNIX」が、「(GNU’s Not UNIX)’s Not UNIX」になることを知っており、「((((GNU’s Not UNIX)’s Not UNIX)’s Not UNIX)’s Not UNIX)’s Not UNIX」になることも知っており、したがって”どこまで行っ

  • 怠惰で短気で傲慢な君に贈るRubyの遅延評価

    Ruby2.0ではlazyというメソッドがEnumerableモジュールに追加されるらしいよ。 yhara/enumerable-lazy · GitHub lazyはリストに対する遅延評価を実現するメソッドなんだけど、それで意味がわからないって言うなら、それは、怠惰で短気で傲慢な君のためのメソッドだってことだから、喜んでほしいよ。 君のような怠惰で短気で傲慢な人っていうのは、よく次のようなことを言うんだよ。 君 「おい、雑誌持って来い!」 部下「どの雑誌ですか?」 君 「全部だよ!」 部下「全部って、日で発行されてる雑誌全部ですか?」 君 「全部ったら、全部だよ、バカが」 ... 部下「全部持って来ました。ぜぇ、ぜぇ..。全部で、えっと..」 君 「冊数なんて、どうでもいんだよ!じゃあ、そこからAKBの記事、全部切り出せ!」 部下「全部ですか... はっ、はい、分かりました...(まじ

  • RubyでObject#dockというのはどうですか?

    Rubyでその必要性は明らかだけれども名前が決まらずに承認されないメソッドというのがあって長く議論が続いているものに「単にselfを返すメソッド」というのがあるよ。 Feature #6373: public #self - ruby-trunk - Ruby Issue Tracking System ruby - Is there a short way to write {|x| x}? - Stack Overflow

  • Rubyでオブジェクトの特徴的なメソッドを知りたい

    オブジェクトがどんな挙動をするのか、つまりそのオブジェクトの特徴的なメソッド群をさっと知りたいとします。そんなとき自分はObject#methodsを呼びます。 irb> [1,2,3].methods => [:inspect, :to_s, :to_a, :to_ary, :frozen?, :==, :eql?, :hash, :[], :[]=, :at, :fetch, :first, :last, :concat, :<<, :push, :pop, :shift, :unshift, :insert, :each, :each_index, :reverse_each, :length, :size, :empty?, :find_index, :index, :rindex, :join, :reverse, :reverse!, :rotate, :rotate!, :s

  • メソッドが見つからないならRubyに作ってもらえばいいよ! - If method_missing, define_method by Ruby -

    メソッド定義 Rubyのオブジェクトはメッセージに反応する。つまりオブジェクトがメッセージを受けると、オブジェクトは対応するメソッドを見つけてその結果を返す。 Rubyではオブジェクト自身はメソッドを持っていない。だからオブジェクトは自身が属するクラスにアクセスして、対応するメソッドを得てその結果を返す。 つまりRubyのメソッドはクラスに定義される。 メソッド定義はdef文で行う。 class Person def name(arg) "My name is #{arg}" end end my = Person.new my.name "Charlie" # => "My name is Charlie" 特定のクラスで定義されたメソッドは、そのクラスから生成されるオブジェクトで使えるようになる。 RubyではすべてのクラスはClassクラスから生成されたオブジェクトである。だからCl

  • Ruby製サードパーティライブラリgemのトレンドを知るには「BestGems.org」がベスト

    ─質問1─ Ruby製サードパーティライブラリ、要はgemで、何が人気なのかってこと、手っ取り早く知りたいんですけど。 ─回答1─ RubyGems.orgのstatsページを見てください。 ─質問2─ えっ?これだけ?この辺は万年上位で固定でしょ。もうちょっと俺の知らないバラエティに富んだものに出会いたいんだけど。俺、Rails用ないし。 ─回答2─ カテゴリー別ならThe Ruby Toolboxがあります。 The Ruby Toolbox - Terminal Coloring ─質問3─ あんた、俺の質問ちゃんと聞いてるの?カテゴリー別なんて言ってないし。それに、ここのカテゴリーってなんか俺的に信用ないんだよね。取りこぼし多いっていうか..。俺のgem出てこないっていうか..。 ─回答3─ GitHubTrendingでここ最近の人気リポジトリが分かります。 Trending

    Ruby製サードパーティライブラリgemのトレンドを知るには「BestGems.org」がベスト
  • 僕が考えた最速・最小投資でRubyを学ぶ方法またはステマ乙

    そろそろ軽くRubyをやってみたいけどなんか情報多すぎてどこから手を付けたらいいかわからない、リファレンス的なものとか言語論的なものとかコミュニティー的なものとかの情報は結構あるけど、もっとカジュアルでかと言ってどの言語でも使いまわせる的な説明じゃなくRubyらしさが浮き出てるようなもので、しかもちょっとしたCLIツールとかWebアプリとかを作れる程度に理解の手助けをしてくれるものがほしいけど、今の段階で大枚叩きたくないしという人向けに僕がRubyの道案内を致します。 ステップ1(所要時間:0〜10分、投資額:0円) あなたのコンピュータでRuby2系を使えるようにします。 Macなひと => Mavericksをインストールする。 Windowsなひと => RubyInstaller for WindowsRuby2系をインストールする。 Linuxなひと => ご自由に。 ターミナ

    僕が考えた最速・最小投資でRubyを学ぶ方法またはステマ乙
  • CSVデータをデータベース化するツール「CtoD」の紹介

    前の記事ではCtoDを使ってCSVデータからHeroku上にWebアプリを構築する手順を説明しました。 Excelデータを最速でWebアプリ(Heroku)にする109のステップ ここではCtoDの詳細を説明します。対象バージョンは0.0.3です。 ctoD | RubyGems.org | your community gem host melborne/ctoD 使い方 gem install ctoDでインストールすると、ctoDターミナルコマンドが使えるようになります。サブコマンドを渡さなければそのヘルプが表示されます。 % ctoD Commands: ctoD create_table CSV DATABASE # Create a database table for CSV ctoD export CSV DATABASE # Export CSV data to DATA

  • ((Rubyで) 書く (Lisp) インタプリタ)

    Peter Norvigさんの((Pythonで) 書く (Lisp) インタプリタ)(青木靖さん訳)という記事がすごい。100行ほどのPythonコードで、Schemeのインタプリタの基部分を書いている。Pythonのコードは見た目がRubyのコードとよく似ているので、Rubyしか知らない僕でも何となく読める。 この記事を解読してRuby版Schemeインタプリタを書いたら、インタプリタ Pyhon Scheme それからRubyのことも、もう少し分かるようになるかもしれない。こんなお得な勉強方法はないぞ。きっと。 そんなわけで… 以下では上記記事を参照しながら、Ruby版Schemeインタプリタを書いていきます。文では適宜Norvigさんの解説およびコードを引用しつつ、自分の理解とRubyのコードをpythonのコードと対応させていきます。Rubyのインタプリタ名はlisr.rbと

  • 知って得する!55のRubyのトリビアな記法

    Rubyはたのしい言語です。Rubyを触っているとマニュアルにも書いていない「小さな発見」に遭遇することがよくあります。このような「発見」は、プログラムの質や効率の改善には直結しないかもしれません。いや、むしろチームプログラミングでは妨げになる可能性すらあります。しかしその一方で、言語自体が自分の知らない領域を持ち続けていることが、その対象に対する興味を失わせないための大きな要因である、というのもまた疑いのない事実なのです。つまり「発見」はたのしさに直結しているのです。 このブログにおいて「知って得するRubyのトリビアな記法」というタイトルで、今まで3回記事を書きました。 “知って得する21のRubyのトリビアな記法” “第2弾!知って得する12のRubyのトリビアな記法” “第3弾!知って得する12のRubyのトリビアな記法” これらのトリビアには、ネット検索で見つけたもの、Twitt

  • Rubyのcaseを〇〇(言語名)のswitch文だと思っている人たちにぼくから一言ガツンと申し上げたい

    Rubyのcase」を一瞥し「あー要は〇〇(言語名)のswitchね」などと早合点し、その後もその真の価値を知ることなく一生を終えるプログラマが近年跡を絶たない。加えて、「今更条件分岐?RubyはOOPなんだからポリモフィズムじゃね?」とか「HashにProc突っ込んでcallするのがオレ流。」とかうそぶく人たちもまた増加の一途を辿っている。 そんな世の中にあって、ぼくは一言、できればガツンと一言申し上げたい。生まれも育ちもRubyなぼくから、是非ともそんな人たちに「Rubyのcase」について一言申し上げておきたい。 ─ 問題1 ─ 名前name、レベルlevel、ポイントpointの各属性を持った複数のCharacterオブジェクトcharlie, liz, benがある。 class Character < Struct.new(:name, :level, :point) def

  • 今年の冬休みに電子書籍であなたがRubyを習得しなければいけないたった一つの理由

    冬休みです。多忙なあなたがまとまった自由時間を取れる唯一のチャンスです。こんなときは、遊んではいけません。なぜならその消費方法があなたの未来を決定付けるからです。もちろん、家族や両親や犬の世話をしてもいけません。寝正月などもっての外です。それはあなたの未来のための時間なのです。 そう、この時間を使ってあなたは学習するのです。 今年の冬こそはプログラミング言語を習得するのです。なぜならプログラミング言語を習得すれば、お見合いのときに「LispとRubyを少々」という相手に対して臆することなく「ほほぅでは関数型にも興味をお持ちかな?」などと返すことができるのです。 プログラミング言語といったら「Ruby」です。なぜならそれは日人が作った言語だからです。国語の勉強をせずにいきなり外国語を学ぶ人はいません。事情はプログラミング言語の世界でも同じです。ですからまずは国産言語「Ruby」を学ぶべきな

  • Ruby脳が理解するJavaScriptのオブジェクト指向(その2)

    Ruby脳が理解するJavaScriptのオブジェクト指向 」の続きです。 引き続きJavaScriptのオブジェクト指向における「継承」について学んだので、自分の理解を書いてみます。当然に、間違いが含まれています。ご指摘助かります。 前回のまとめ 前回の記事では、JavaScriptの「オブジェクトの生成」、「プロトタイプチェーン」、「オブジェクトコンストラクタ」、「new演算子」の各概念について順にみました。これらを通したJavaScriptのオブジェクト指向に対する僕の理解は概ね次のようなものです。 すべてのオブジェクトは__proto__プロパティ(非標準)を持っていて、プロパティ探索に関し、ここにセットされたオブジェクトを順次たどりこれを解決する(プロトタイプチェーン)。__proto__にはデフォルトで空オブジェクトがセットされている。 同種オブジェクト(属性値だけが異なるオ

  • Ruby脳が理解するJavaScriptのオブジェクト指向

    (追記:2012-12-15) 記事およびこれに続くその2,その3をまとめて電子書籍化しました。「Gumroad」を通して100円にて販売しています。内容についての追加・変更はありませんが、誤記の修正およびメディア向けの調整を行っています。 電子書籍Ruby脳が理解するJavaScriptのオブジェクト指向」EPUB版 このリンクはGumroadにおける商品購入リンクになっています。クリックすると、オーバーレイ・ウインドウが立ち上がって、この場でクレジットカード決済による購入が可能です。購入にはクレジット情報およびメールアドレスの入力が必要になります。購入すると、入力したメールアドレスにコンテンツのDLリンクが送られてきます。 購入ご検討のほどよろしくお願いしますm(__)m 関連記事: 電子書籍Ruby脳が理解するJavaScriptのオブジェクト指向」EPUB版をGumroadか

  • Ruby、君のオブジェクトはなんて呼び出せばいいの?

    Rubyには大量のメソッドがあります。次のコードでRuby1.9.3に含まれるメソッド数を数えたら単純合計で1659個、ユニーク数(同名を1と数えて)で937個と出力されました。 all_methods = ObjectSpace.each_object(Module).flat_map do |c| c.methods(false) + c.instance_methods(false) end.reject { |m| "#{m}".start_with? '_deprecated' } all_methods.size # => 1659 methods = all_methods.uniq methods.size # => 937 つまりRubyには、937個もの異なる名前のメソッドがあるのです。各メソッド名は、その動作や機能を端的に表現したものでなければならないので、その一つ一

    nabinno
    nabinno 2012/07/18
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