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ブックマーク / medium.com/@shuheimatsubara (8)

  • 調達額と資金使途

    一般的に、大きな額を調達することは注目を浴びることでもあるし、素晴らしいことだと思います。自分自身資金調達の経験がないからこそ、スタートアップが「未来への期待」と「これまでの実績」をベースに何千万円も何億円も調達している姿はかっこよく映りますし、ただただすごいと感じるのみ。また、調達後のチームは勢いとやる気に満ち溢れ、一つの区切りのタイミングにもなる。投資家側の立場で「スタートアップの調達」に携わらせていただくと、当にいい瞬間に立ち会わせていただいたと、いつも感激する。 平均して月に25~30社程度のスタートアップにお話を聞いていると、資政策として、「シードラウンドのお金はビジネスアイディアの仮説検証のためにつかうもの」、「仮説検証後の『ここに〇〇円使えば、〇〇円の利益やKPIの伸びが見込まれる』という確信をもって望むのがシリーズA」、というのが大まかなイメージのように感じる。500

    調達額と資金使途
  • スタートアップは営業などするべきではないという仮説

    最近BtoBスタートアップから、よく営業面に関するご相談もいただきますし、営業組織を作っていくようなお話もしばしば耳にします。 が、私個人としては、スタートアップが重い固定費となりうる営業組織を持つことには反対です。 「でもリクルートは強い営業組織を持っているからこそ今の地位を築けている」 その通りだと思います。では、強い営業組織を持つ会社に共通する特徴は何が挙げられるでしょう。答えは単純で、「たくさんの営業マンを抱えている」というただそれだけだと思います。 顧客の開拓における方程式は 「接触数×成約率」という非常に単純なものです。 とした時に、顧客開拓において重視すべき変数は接触数と成約率のどちらか。答えは明確で、接触数を重視するべきです。 私が前職の時に気づいた皮肉にも近い感覚に、 「営業マンによって大して成約率に差などでない」 というものがあります。確かに凄腕の営業マンは普通の営業マ

    スタートアップは営業などするべきではないという仮説
  • スタートアップを選ぶ際にビジョンを重要視したほうがいい理由

    週末にコロプラネクストで合宿に行き、実際にスタートアップが困っていることは何か、また、支援先に対してできることは何か、ということについて話し合ってきたところ、やはり一番に出てくるのは「採用」の二文字。特にシード期のスタートアップにおいては「人」が成長に寄与する割合が多く、構成メンバーが成長のスピードを左右すると言っても過言ではないように感じます。 その中で、スタートアップ向けの「採用論」はあちこちで語られるようになりました。起業家は熱心に採用活動を行い、日夜、スタートアップ採用担当者向け(多くの場合は経営者向け)のHowToが記事としてシェアされるようになっている昨今、そういった記事を読み込むことで、採用への「解」が得られるようになってきているのではないかと感じます。 『能力がある人より、ビジョン共感度が高い人を採用したほうがいい理由』という記事は一読の価値ありちなみにコロプラネクストとし

    スタートアップを選ぶ際にビジョンを重要視したほうがいい理由
  • アマゾンから見る「物流」での参入障壁の築き方

    ブログでは、「物流」という視点から、アマゾンを筆頭とするEC系企業の参入障壁や強みを見ていこうと思います。 日経新聞には連日「物流」に関する記事が掲載され、いかに「物流」がビジネスの要になっているかを感じさせられつつ、一方で、限りある「物流」の資源をいかに自分たちの武器としていくかが参入障壁の構築につながっていることを痛感させられます。 「当日配送」や「送料無料」、さらにはドローンでの配送実験など、連日物流関連のニュースを騒がせているのはアマゾン。「物流」を紐解いていくために、アマゾンの物流での強みという視点からロジスティックスを考えていきたいと思います。 ロジスティックスが改良されれば「低コスト化」が進み、そこから「低価格化」という帰結につながる。すなわち、この好循環こそが、「価格の低下」⇒「顧客増加」⇒「売上増加」という最高のサイクルを形成するのです。一方、ロジスティックが「競争優位

    アマゾンから見る「物流」での参入障壁の築き方
  • 日本のハードウェアスタートアップ事情

    ソフトウェアのトレンドに私個人の情報収集が偏ってしまっているという危機感の中で、一方、世界のトレンドを見ていくとハードウェアスタートアップの隆興が著しく、また、スマホアプリのゴールドラッシュは過ぎたなんてことも言われています。 Cerevoさんの執筆されているブログ『キャズムを超えろ』大手メディアが書かない、CES2017の実態(出展者目線)にも 『なんでこんな世界盛り上がっとんのに日人誰もやってへんの?』ということ。びっくりするぐらい世界はIoTに向いていて、ハードウェアスタートアップ、あるいは数年前スタートアップだった中堅企業がすごい勢いで攻めているというのに、ここ2年で日のハードウェアスタートアップは20%ぐらいしか増えていない・・・・・という何となくの体感値。少なくとも、CESという世界最高のIoT展示会の場でプレゼンス出してやろうぜという会社が全くと言っていいほど増えていない

  • 情報収集のすすめ

    先日情報収集術についてお話をさせていただく機会があったので、その時に用いたスライドを使用して、改めて情報収集について言語化してみようと思います。 どうしても「情報収集」というと、「情報収集ツール論」、「情報収集媒体論」といった手法論に終始してしまいがちかと思います。 すなわち情報収集の”正解”に走りすぎてしまう傾向があるのではないか。 しかしそもそも論として、情報収集には成功などないかと思いますし、グルメ情報へのキャッチアップが早い人が、最新のニュースのキャッチアップも得意かと言われればそうではないのではないかと思います。 とした時に大事なことは、 ・情報収集の目的を明確にする・いかに効率的に情報収集するかの2点になってくるのではないかと思います。 そもそも情報収集というと、まず2つに分類ができるのではないでしょうか? ①今使える(今必要な)情報の収集②いつか使えるであろう情報の収集どちら

    情報収集のすすめ
  • メルカリ、リクルート、エウレカから学ぶ「世界でウケるサービスを作るために必要な前提と組織作り」

    ◆イベントテーマ"グローバルで急成長中のマーケットに挑む、日発ベンチャーの戦略とは"グローバルに挑戦している日のベンチャーはたくさんあれど、当に誰もが成功したと言えるモデルは... powered by Peatix : More… 登壇されていたのは 株式会社リクルートマーケティング・パートナーズ 代表取締役社長山口文洋さん 株式会社メルカリ 取締役 小泉文明さん 株式会社エウレカ 代表取締役CEO 石橋準也さん という面々。もちろんグローバル展開に関わる大前提的なお話がメインだったわけですが、そもそも「マスを取るために必要なことは?」という視点でも非常に学びの多いパネルディスカッションでした。 大枠として大事にすべき点は下記の三点です。 ①展開先を決める際に考慮すべき点は市場特性、規模、ディスラプト対象の有無 ②自分たちの考えている「常識」を疑うこと ③現地の視点に立てる組織を作

    メルカリ、リクルート、エウレカから学ぶ「世界でウケるサービスを作るために必要な前提と組織作り」
  • エンジニア採用における大前提作りについて

    ※人材サービス業の方のご参加はお断りしております。--------------------------------------Engineer Recruitingとは------... powered by Peatix : More… 参加者は 株式会社モンスター・ラボの村上氏 株式会社アカツキの大日方氏 株式会社MOLTS の寺倉そめひこ氏 株式会社ユーザーベースの大川氏 という面々。もちろんエンジニア採用のHowToがメインテーマだったわけですが、むしろ大枠というか抽象概念みたいなところに非常に重要性を感じました。そこで、下記にポイントをまとめてみたいと思います。 曰く、別にエンジニア採用だから特別に◯◯をするということはなく、まるっと採用に必要な大前提は同じだよね、ということ。 普段支援をさせていただいている出資先の悩みの中でも大きく上がってくるのが採用の課題。普遍的な大前提とし

    エンジニア採用における大前提作りについて
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