―実質GDP成長率は前期比年率▲0.6%、9四半期ぶりのマイナス成長― ―冬場の寒波・大雪で個人消費が鈍るなど、季節的要因が大きく影響― ―直近の経済統計は回復基調のもの多く、4~6月期にはプラス成長に戻りそう― ―18年度政府経済見通し+1.8%は各前期比年率+2.7%程度必要で、下振れか― ●18年1~3月期実質GDP成長率・第1次速報値は前期比▲0.2%、前期比年率▲0.6%となった。15年10~12月期以来、9四半期ぶりのマイナス成長になった。 ●1~3月期は外需の前期比寄与度は+0.1%で、2四半期ぶりのプラス寄与になった。一方、内需は同▲0.2%と2四半期ぶりのマイナス寄与になった。民間需要の前期比寄与度は▲0.3%で、個人消費、設備投資とも前期比寄与度は▲0.0%と若干のマイナスなった。在庫投資の同▲0.1%でマイナスに寄与した。公的需要の前期比寄与度は0.0%である。