Posted by usa on 14 Sep 2017 Ruby の標準添付ライブラリである WEBrick で BASIC 認証を使用した場合、攻撃者により悪意のあるエスケープシーケンスをログに挿入されうる脆弱性が発見されました。 この脆弱性は、CVE-2017-10784 として登録されています。 詳細 WEBrick において、BASIC 認証を使用した場合、ユーザー名として任意の文字列を渡すことができますが、この文字列がそのままログに出力されていました。 そのため、攻撃者は悪意のあるエスケープシーケンスをログに挿入することが可能となり、管理者がログを閲覧する際に、端末エミュレータで危険な制御文字を実行される可能性がありました。 この脆弱性は、以前報告されて修正済みの脆弱性に似ていますが、BASIC 認証の場合に、同様の問題が残っていました。 この問題の影響を受けるバージョンの R