IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、現状の自動車の情報セキュリティに関する事例や脅威について、これまでのIPAによる分析結果をまとめた技術レポート(IPAテクニカルウォッチ第8回)を公開しました。 自動車には様々なソフトウェアが導入されており、自動車一台に搭載される車載コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)は100個以上、ソフトウェアの量は約1,000万行と言われています。また近年、スマートフォンが急速に普及してきていることにより、カーナビやテレマティクス端末(*1)といった車載機器とインターネットを、スマートフォンを介して連携したサービスが検討・実用化されています。さらに、車載システムや車載ネットワーク等においても、一般的なPCと同様の汎用的なソフトウェアやプロトコル(*2)(Ethernet、TCP/IP等)が利用されるようなっ