特別講義 白川昌生 「記憶と美術館:彫刻とモニュメントをめぐって」 今日、記憶はどのように継承されているのでしょうか。そもそも集合的記憶は誰のものであり、誰によってつくられ、誰によって維持されているのでしょうか。美術館や芸術作品は、しばしば集合的な記憶を継承する重要な装置として機能してきました。白川昌生氏がこの数年取り組んできた歴史的記念碑をモチーフとした巨大な「彫刻」作品のシリーズは、こうした問いに対して正面から取り組んだプロジェクトです。今回は、美術作家であると同時に美術批評家としても活躍している白川昌生氏をゲスト講師に迎え、彫刻とモニュメントの問題を中心に、記憶と美術館について議論します。 日時:2017年5月16日(火)18:30〜20:00 場所:東京藝術大学上野キャンパス 美術学部 中央棟第2講義室 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 講師:白川昌生[美術作家]