ビタミンB12とは?その働きは? ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける栄養素です。また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。 ビタミンB12は2つの段階を経て食品から体内に吸収されます。まず、胃酸が食品中のビタミンB12をタンパク質から切り離し、その後、胃の中で産生された内因子と呼ばれるタンパク質とビタミンB12が結合し、体内に吸収されます。すなわち、内因子を作れない疾患である悪性貧血の人は、全ての食品やサプリメントからビタミンB12を吸収することが困難になります。 ビタミンB12の必要摂取量は? ビタミンB12の必要摂取量は、年齢によって異なります。下表に1日の平均摂取推奨量を、マイクログラム(mcg)で示します。