フォトクロミック単結晶表面に近接場光でナノメートルスケールのパターンを描くことに成功 光で大きく構造を変える新規材料とナノメートルサイズの光(近接場光)を組み合わせることで実現 光の波長以下で動作するナノ光メモリとしての記録、消去の基本性能を確認 光反応と分子変形の釣り合いを活用して現実問題を解くナノサイズ光AIの実現につながる成果 近年、「自然知能」と呼ばれる全く新しいタイプの機能が注目され、新たな光材料や光デバイスを用いた光コンピューティングによる実現に向けて活発な研究が行われています。主要な要素である光記憶にも既存の技術からの革新が求められており、光による分子の構造変化(光異性化)によって光情報を記録・消去できるフォトクロミック分子が注目されています。分子1個の大きさは1ナノメートル(nm、10億分の1メートル)程度であり、超小型の不揮発性メモリと言えます。本研究では、フォトクロミッ