ABC予想(エービーシーよそう、英語: abc conjecture)あるいはオステルレ=マッサー予想(英語: Oesterlé–Masser conjecture)[1][2]は、1985年にジョゼフ・オステルレとデイヴィッド・マッサーにより提起された数論の予想(未解決問題)である。類似するものに多項式についてのメーソン・ストーサーズの定理がある。 ABC予想は、この予想から数々の興味深い結果が得られることから、非常に有名になった。ABC予想が定理となれば、数論における数多の有名な予想や定理が直ちに導かれる。 ドリアン・モリス・ゴールドフェルド(英語版)は、ABC予想を「ディオファントス解析で最も重要な未解決問題」であると述べている[3]。 a と b が互いに素であり、かつ a + b = c を満たす自然数の組 (a, b, c) を abc-triple と呼ぶ。一般に「ABC予想