Amazon Web Services(AWS)のリレーショナルデータベースサービス「Amazon Aurora」のデータベースクラスターでは、1台以上のレプリカがある場合、プライマリーインスタンスに障害が発生すると、自動的にレプリカのうち優先度の高い1台がプライマリーインスタンスに昇格する。 このとき、リクエストが新しいプライマリーインスタンスに接続されるように、自動でクラスターエンドポイントのDNS(Domain Name System)レコードが更新される。これによって、フェイルオーバーを実現する。通常は、障害検知からフェイルオーバーは1分以内に完了する。 しかし、アプリケーション側でDNSのTTL(Time to live)を無視し、DNSレコードをキャッシュする設定になっている場合、このフェイルオーバーに追従できず、障害インスタンスにアクセスし続けてしまう場合がある。 なおレプリ
![[Auroraの落とし穴]フェイルオーバー時に接続先が切り替わらない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b6393971ce9831331c35581896a928e1b9240c08/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F16%2F041400085%2F042600029%2Ftopm.jpg%3F20220512)