シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。 シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。 王宮への道に築かれたライオンゲート。現在は前足の部分しか残っていないが、元々は巨大なライオンの顔が置かれていた シンハラ王朝の5世紀、ダートゥセーナ(英語版)王の息子カッサパ1世は、王の甥であり軍司令官でもあったミガラの支援を得てクーデターを起こし、477年には父親から王権を奪取する。しかし平民出身の母親を持つカッサパ王は、王族
石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)。上述の最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも推定されるが、当銀山産出の銀がそのかなりの部分を占めたとされる[1]。大森銀山(おおもりぎんざん)とも呼ばれ、江戸時代初期は佐摩銀山(さまぎんざん)とも呼ばれた。明治期以降は枯渇した銀に代わり、銅などが採鉱された。本項では石見銀山の概要と歴史、および2007年に登録された世界遺産としての石見銀山についても言及する。 概要[編集] 鉱脈は石見国東部、現在の島根県大田市大森の地を中心とし、同市仁摩町や温泉津町にも広がっていた。日本を代表する鉱山遺跡として1969年(昭和44年)に国によって史跡に指定。2007年(平成19年)6月28日にニュージーランドのクライストチャーチで開催された第31回世界遺産委員会でユネス
異世界としか思えない魔境「ソコトラ島」の写真17枚 ガラパゴス諸島やタスマニア島のように、外界から隔絶された地域では独自の生態系が育まれますが、インド洋に浮かぶソコトラ島もそのひとつとして知られています。 インド洋のガラパゴスとも形容される、独特の進化を遂げた現代の秘境をご覧ください。 1. ソコトラ島は北にアラビア半島、西にソマリアがある、インド洋の西側に浮かぶイエメン領の島。 2. そこには他の地域では決して見られない、奇観が広がっています。 3. なぜこれほどユニークな生態系を持つ島が、近年までさほど知名度がなかったのか不思議に思うかもしれませんが、1999年に空港ができるまで外国人の立ち入りが許されていなかったそうです。 4. そして2008年に世界遺産に登録されたことから、急に注目されるようになったとのことです。 5. なかでもひときわ異彩を放っているのが、この「竜血樹」と呼ばれ
海上貿易の中継地点として、古代からアラブ人、インド人、ギリシャ人などの商船が寄港し栄えた歴史がある。1世紀ごろの書とされる『エリュトゥラー海案内記』によるとソコトラの語源はサンスクリット語で、加護の島という意味である。航路が衰退した現在は農業が中心であり、牧畜としてヤギが島内のほぼ全域で放牧されている。竜血樹(厳密にはベニイロリュウケツジュ Dracaena cinnabari Balf.f.)から取れる竜血(シナバル)は古代ローマ時代から中世欧州、あるいは中国で珍重され、いまでも現地住民の貴重な現金収入だが、竜血樹の繁殖域は減少しつつあるうえ、世界遺産に登録された事により竜血が土産物として扱われるようになったことで仲買人から竜血が買い叩かれる事態が発生している。 住民は南アラビア諸語の一派であるソコトラ語を話す。ソコトラ語は文字を持たないため、言語の消滅が危惧されている。 紅海の入り口に
殷王朝後期(BC14世紀ごろ - BC11世紀ごろ)、竹書紀年によれば第19代王盤庚による遷都から帝辛の時代の滅亡に至るまでの期間、殷の首都が営まれたと伝えられる。 盗掘された甲骨片の発見が契機となり、1928年より発掘作業が開始され、ここがその首都の遺跡(殷墟)であることが確認された。 殷墟からは深さ20メートルを超えるものを含む多数の巨大墳墓が発見されている。1961年に中華人民共和国の全国重点文物保護単位に、2006年7月には世界遺産に登録された。中国の5A級観光地(2011年認定)[2]。 真偽は不明であるが、金石学者であった王懿栄は1899年に、北京市内の漢方薬店で購入した龍骨(漢方薬の一種である骨)に金文(古代の金属器や石刻に刻まれた漢字)に類似した古文字を発見、これを解読すべく龍骨を大量に購入したと伝えられる。 1900年、義和団の乱に伴う八カ国連合軍の北京侵入の際に王懿栄は
フィリピン・パラワン(Palawan)島そばのトゥバタハ岩礁(Tubbataha reef)に座礁した中国漁船(2013年4月10日取得)。(c)AFP/PNFW 【5月6日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されているフィリピン沖のトゥバタハ岩礁自然公園(Tubbataha Reef Natural Park)内で前月起きた中国漁船の座礁事故で、公園当局は4日、4000平方メートル近くに及ぶ広範囲でサンゴ礁の損壊が確認されたと発表した。 公園当局によると、破壊されたサンゴ礁の範囲は約3902平方メートルで、500歳を超える貴重なサンゴも含まれているという。 この事故は、中国人漁師とみられる乗組員12人が乗った全長48メートルの中国船籍の船が4月8日、フィリピン西部パラワン(Palawan)島そばのトゥバタハ岩礁に乗り上げたもの。船の中から、国際取引が禁
JR西日本が、瀬戸内や山陰など営業エリア内にある世界遺産を中心に、数日かけて周遊する豪華観光寝台列車の導入を検討していることがわかった。大阪駅発着の案が有力で、専用車両を新造し、2017年度までの運行開始を目指す。JR西の豪華列車では、寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)が人気だが、クルージング型寝台列車の投入は初めて。 新列車は内装を豪華にしつらえ、沿線でとれた野菜、魚介類などを使った高級料理も提供する。裕福なシニア層などをターゲットに、料金は1人10万円以上を想定。在来線で運行し、車中泊のほか、ホテルや旅館での宿泊も検討している。 JR西の在来線は近畿や中国、北陸各地に計50路線ある。沿線には、京都や奈良のほか、兵庫・姫路城や広島・厳島神社、島根・石見銀山など計9か所の世界遺産が点在している。 JR西が実施したアンケートで、主に団塊の世代の人たちから「車窓の風景を眺めな
(CNN) 米海軍第7艦隊の掃海艦「ガーディアン」がフィリピン沖で座礁した問題で、同艦隊司令官のスコット・スウィフト中将は20日、謝罪を表明し、環境への被害防止に向けて一層の努力を約束した。 ガーディアンは17日朝、同国南西部スルー海のトゥバタハ環礁で座礁した。同環礁は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定されている。乗組員79人は全員小型ボートで脱出したが、残された船体や周辺海域の調査は天候不順で難航している。海軍はサンゴ礁への被害を認めている。 スウィフト中将は20日、海軍ウェブサイトに掲載した報告の中で、「海を守る者としてこの事故がトゥバタハ環礁にもたらした損害を極めて遺憾に思う」と述べ、世界遺産保護や海洋環境保全の重要性を認識していると言及した。 米、フィリピン海軍はともに、重油流出は起きていないとの見方を示した。現場海域にはフィリピンから3隻、米国からも複数の軍艦が送り
トンブクトゥ(トゥアレグ語: ⵜⵏⵀⵗⵜ、コイラ・チーニ語: Tumbutu、フランス語: Tombouctou、英語: Timbuktu)は、西アフリカのマリ共和国内のニジェール川の中流域、川の湾曲部に位置する砂漠の民トゥアレグ族の都市である。またトンブクトゥ州の州都である[3]。人口は54,629人(2009年国勢調査[4])。 サハラ南端とニジェール川北部を結ぶ交易路の結節点に位置するトンブクトゥは、かつてマリ帝国やソンガイ帝国の中心地として、またイスラームと商業の十字路として栄えたことでよく知られている[5]。ヨーロッパの人々はその富を聞きつけ来訪を試みたが、その困難さから「トンブクトゥ」の言葉自体が「異国」や「黄金郷」などの比喩として用いられるほどであった[6]。 木の骨組みの上に粉々に砕かれた粘土や割栗石を整形することで建築された建物が立ち並ぶ町並み[6]は世界遺産にも登録され
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