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8月10日の17時20分頃から12日未明までの長時間にわたり、サービスが利用不能もしくは利用しにくい状況になっていた「mixi」。数度の断続的な復旧ののちに、本日12日午前1時50分頃には復旧が完了し、現時点で全面的に復旧しているようです。 その障害の経緯について株式会社ミクシィの広報からプレスリリース「『mixi』のアクセス障害のお詫び及び復旧に関するお知らせ」として発表されました。 原因はアクセスの急増ではなかった プレスリリースの中で、今回の障害の原因は以下のように説明されています。 『mixi』のデータベースへの負荷軽減のために導入しているデータキャッシュシステムが複数同時に異常終了したことに伴い、データベースへの負荷が急増したため『mixi』を閲覧しづらい状態となりました。 高負荷かつ特殊な状態でのみデータキャッシュシステムの異常終了が発生していたため、根本的な原因の究明に時間が
2010.08.10 mixi障害のお知らせ 本日8月10日17時20分頃から、mixiにて障害が発生しております。そのため、mixiサービス全体にアクセスできない状況が続いております。現在原因の特定作業を行っております。 進捗があり次第こちらにて追記させていただきます。この度はご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございません。
これからの時代、(おそらく)サーバをたくさん並べるのは流行らないと思っています。 その理由は、次のとおりです。 最近のサーバには、かなりの大量のメモリが搭載できる CPU の処理速度もマルチコア化がかなり進んでいて上がっている 仮想化技術が当たり前のようになっていてサーバのリソースをまんべんなく使えるようになっている 最初のボトルネックになりがちだったディスクも SSD や Fusion I/O を搭載できる ラックの最大許容電力の問題 具体的な例をあげてみましょう。いつもこのブログでは DELL サーバを例にとっているので、今回は HP のサーバを例にとってみます。 例えば、HP の ProLiant DL360 G7 では、最大次のような仕様になっています。 サイズ: 1U CPU: Xeon 5500/5600番台 x 2 Memory: 192GB (DDR3、18 スロット) D
小池陸(こいけりく)さんという日本人がいる。年齢は23歳。プログラムアーティストだ。 ちょうど1年前、彼が路上でノートパソコンを足にのせていたのを雑誌が取りあげ、「小池スタイル」と話題になった(写真)。彼の代表作は「なるほど四時じゃねーの」と、「金くれ」。どちらも路上でプログラムを組んだ、インターネット上のアプリケーションだ。 「四時」は、ツイッターを使ったジョークアプリ。毎朝4時になると「なるほど四時じゃねーの」と発言するというだけの機能だ。一方の「金くれ」は、銀行口座とお金がほしい理由を書くだけの掲示板のようなシステム。こちらもジョークのようなものだ。 いずれも仕組みはシンプルで、わかりやすい。だからこそ人気がある。「四時」は1万人を超えるユーザーが使い、「金くれ」には2000件を超える投稿がある。だがその2つをよくよく考えてみると、けっこうおっかないことをしていることに気づかされる。
こんにちは。パートナーサービス部の加藤和良です。 前回、mixi における開発者テスト について説明しました。だいぶ間があいてしまいましたが、今回は、そのテストを定期的に実行する 継続的インテグレーション の仕組みを紹介したいと思います。 テストが遅い 実は、mixi のテストは「遅い」という大きな問題を抱えています。 Micheal Feathers は『レガシーコード改善ガイド』のなかで、単体テストが高速に実行できることの重要性を解き「単体テスト」を厳しく定義します。 次に当てはまるものは単体テストではない。 データベースとやり取りする ネットワークを介した通信をする ファイルシステムにアクセスする 実行するために特別な環境設定を必要とする (環境設定ファイルの編集など) 上記に該当するテストが悪いというわけではない。多くの場合において、そのようなテストを書く価値はあり、しばしばテスト
7月16日に開催された情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」<岡崎市立中央図書館へのアクセスはDoS攻撃だったか?>(パネリスト:石井徹哉千葉大教授、上原哲太郎京都大准教授、落合洋司弁護士、高木浩光産総研主任研究員)というのに参加してきました*1。後日、記録を出すことも考えておられるようですが、自分なりに簡単にまとめておきたいと思います。 業界内でちょっと話題になっていたこの事件。詳細は、ニュースのまとめサイトや、今回逮捕されたご本人の解説サイトを見てください。 噂のネット事件簿:「岡崎市立中央図書館サーバー事件」まとめ librahack マスコミ報道だけでは分からない岡崎図書館事件 岡崎市立図書館 こういった公知情報に加え、パネリスト側で警察・ご本人に取材されて得た内容をそれぞれ紹介してのディスカッション、という流れでした。パネリストから出たコメントはおおよそ次の
本当は出席する予定だったのですが、仕事の都合により現地には行けず。Ustreamでの視聴となりました。http://www.ustream.tv/channel/social-application-seminarせっかくなので、内容のまとめ。脚注は、メモしておいた自分のコメントを残しています。弊社のソーシャルアプリ「ボクイマ」は、PHPではなくJavaで実装されていることを、前提にしています。 KLabの説明など 2000年8月設立 「DSAS Hosting」というサービスを提供 講演者の方の説明など 森本さん 2006年入社 2009年秋 ソーシャルアプリの担当に 発表内容について 注意点モバイル向けの説明フレームワークは、CakePHP, Symphony などを利用 ただし、個別の話はしないFlashの動的合成の話は、時間制約でしない*1アジェンダ なぜ高負荷対策が必要か? 高負
■ 岡崎図書館事件について その1 5月26日にこんな報道があった。 図書館HPにアクセス3万3000回 愛知県警 業務妨害容疑、38歳を逮捕, 朝日新聞2010年5月26日朝刊 県警生活経済課と岡崎署によると、容疑者は、4月2日から15日にかけて、岡崎市中央図書館のホームページに、計約33,000回のアクセスを繰り返し、ホームページを閲覧しにくい状態にしたという疑いがある。(略) 同課によると、容疑者は1回ボタンを押すだけで、1秒に1回程度の速度でアクセスを繰り返せるプログラムを作っていたという。容疑者は同図書館の利用者だったが、目立ったトラブルは確認されていないといい、動機を調べている。 図書館にサイバー攻撃, 読売新聞2010年5月26日朝刊 県警は25日、インターネット関連会社社長を偽計業務妨害容疑で逮捕した。(略) 調べに対し、アクセスしたことは認めているが、動機については話して
日本経済新聞社が3月に創刊した「電子版(Web刊)」の有料会員が、7月7日に7万人を超えました。最新ニュースに加え、深掘りした独自記事などをパソコンや携帯電話などで、毎日活用する読者が着実に増えています。日経電子版の有料会員数は電子版の有料化で先行した米国や欧州の新聞と比較してもそん色ない水準に達しつつあり、日本で電子版が離陸期を迎えつつあることもわかりました。 有料会員に無料登録会員を加えた登録会員数は計44万人に達しました。有料会員数は登録会員全体の約2割を維持しています。有料会員の属性をみると、7割近くが課長・主任以上の役職者で、企業内で影響力のある読者層に支持されています。 日経新聞電子版は今後も有料・無料の登録会員に対し、電子版ならではの多彩な情報を提供すると同時に、使い勝手の向上などに努めていきます。
こんにちは、趣味や業務で大手ポータルサイトのサービスで稼働しているいくつかのクローラの開発とメンテナンスを行っているmalaです。 さて先日、岡崎市立中央図書館Webサイトをクロールしていた人が逮捕、勾留、実名報道されるという事件がありました。 関連URL: http://librahack.jp/ 電話してみた的な話 http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20100622S1 http://blog.rocaz.net/2010/06/945.html http://blog.rocaz.net/2010/07/951.html この件につきまして法的なことはともかくとして技術者視点での私見を書きたいと思います。法的なことは差し置いて書きますが、それは法的なことを軽んじているわけではなく、法律の制定やら運用やらは、その法律によって影響が出る全ての人々の常識
こんにちは nakamura です。最近トルシエさんテレビ出すぎじゃありません?ウィイレヤロウヨ。オフサイドダヨ! さてさて今回は意外と知られてないけど、サイトをインターネットに公開する際には知っておいた方が良い Apache の設定をいくつかご紹介します(一部 PHP の設定もありますが)。この設定をしていないからといって即危険にさらされるという訳でもありませんが、リスクの芽は摘んでおくに越した事はありませんよね。 無駄な HTTP ヘッダを返さない ディストリビューションにより異なるかもしれませんが、CentOS デフォルトの設定の場合 Apache が返してくる HTTP ヘッダは以下のようなものです。 HTTP/1.1 200 OK Date: Mon, 05 Jul 2010 01:01:14 GMT Server: Apache/2.2.3 (CentOS) X-Powered
自分が作ったWebサービス、将来大きくなってもシステムは大丈夫なんだろうか? そんな不安を抱きながらWebサービス開発に携わっている方も多いでしょう。あるいは、毎日毎日システムが悲鳴を上げる、どうしたらこの状況を看破できるんだろう? 成長したWebサービスを前に、困っている技術者の方もいるかもしれません。 筆者も、まったく同じ経験をしてきました。 月間1,500万人が訪れる、はてなというサイト。その大規模システムの開発と運用に、筆者らは取り組んでいます。1,000台のホストが、その負荷を捌きます。100万人以上のユーザによってブログやソーシャルブックマークに投稿され続けるデータは日々大きくなっていき、サーバリソースを逼迫させます。ギガバイト、テラバイト単位のデータ量が技術者たちを悩ませます。それでもトラフィックの波は収まることを知りません。 (中略) どうしたらこの怪物、大規模サービスを抑
Twitterの大規模システム運用技術、あるいはクジラの腹の中(後編)~Twitterのサブシステム「Unicorn」「Kestrel」「Flock DB」 米サンタクララで行われていたWebサイトのパフォーマンスと運用に関するオライリーのイベント「Velocity 2010」の、Twitterのシステム運用について説明するセッション「In the Belly of the Whale: Operations at Twitter」(クジラの腹の中:Twitterでの運用)を紹介をしています。 この記事は「「Twitterの大規模システム運用技術、あるいはクジラの腹の中(前編)~ログの科学的な分析と、Twitterの「ダークモード」」の続きです。 Twitterのサブシステム「loony」「Murder」「memcached」 ここからはTwitterのサブシステムについて紹介しよう。 T
Twitterの大規模システム運用技術、あるいはクジラの腹の中(前編)~ログの科学的な分析と、Twitterの「ダークモード」 先週の6月22日から、米サンタクララで行われていたWebサイトのパフォーマンスと運用に関するオライリーのイベント「Velocity 2010」が開催されていました。 その中で、TwitterのJohn Adams氏がTwitterのシステム運用について説明するセッション「In the Belly of the Whale: Operations at Twitter」(クジラの腹の中:Twitterでの運用)が行われています。Twitterのような大規模かつリアルタイムなWebサイトの運用とはどういうものなのでしょうか? 公開されているセッションの内容を基に概要を記事で紹介しましょう。システム管理者の新たな役割、Railsの性能の評価、Bittorrentを使った
※この画像はスクリーンショットです">ネットでは「他人事とは思えない」というコメントも多数見られた ※この画像はスクリーンショットです 5月、「岡崎市立中央図書館のHPにアクセス3万3000回で男性逮捕」というニュースがあった。この当事者であり、6月14日に不起訴処分(起訴猶予処分)となった男性が、事件の詳細についてまとめたサイトを開設している。 この事件は、4月2日から15日にかけて、愛知県の岡崎市立中央図書館のホームページに計約3万3000回のアクセスを繰り返し、ホームページを閲覧しにくい状態にしたとして、愛知県警が5月25日、ホームページ作成会社社長の男性を業務妨害の疑いで逮捕したというもの。 当初から、ネット上では「1回/秒のアクセスでサーバーが落ちるというのは、サーバー側が貧弱なのではないか」という意見で一致。さらに、まるでシステム障害を起こすことが目的かのようにも受け取れ
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