商品券は、所定の商品との交換ができる財産であり、また換金性が高いものです。 会計処理の原則は、商品券の購入時には「貯蔵品」又は「仮払金」として処理し、商品券を使用又は贈与した際にその取引内容に応じた費用として処理します。 商品の仕入に使用した場合「商品仕入/貯蔵品」 消耗品の購入に充てた場合「消耗品費/貯蔵品」 取引先への贈答品とした場合「交際費/貯蔵品」 ボーナスとして社員に支給した場合「給与(賞与)/貯蔵品」 なお商品券の購入時に「貯蔵品」等として資産計上するのが煩雑な場合は、購入時にその使用目的に応じた費用として処理する方法もあり、実務ではそれが一般的です。 この場合、購入時に処理した使用目的と実際の使用状況が食い違うと後々問題になります。経理担当者は使用目的をよく確認してから決済し、会計処理に使用目的を的確に反映させる必要があります。 また未使用の商品券については定期的に棚卸を行い