2014年10月21日、インドの博物館・美術館の国家的なポータル“Museums of India”が公開されました。インドの主要な博物館・美術館10館のポータルで、デジタルリポジトリも兼ねているとのことです。インド先端電算技術開発センター(Centre for Development of Advanced Computing:C-DAC)がインド文化省が承認を得て開発し、提供するポータルで、構築には、Human-Centred Design & Computing Groupが開発したバーチャル博物館ソフトウェア“JATAN”が使用されているとのことです。 それぞれの館から、また、絵画や彫刻等の種類、紙やテラコッタ等の材質、芸術家、水彩や彫刻等の技術、中央アジアのアンティーク等のコレクションからコンテンツを検索することができます。 対象となっているのは、“National Museum
欧州委員会(European Commission:EC)が、2014年10月2日にローマで開催された、教育・観光・娯楽における、デジタル化された文化資料の再利用に関する国際会議に合わせて、2つのレポートを発表しました。 一つ目のレポートである“Digitisation, online accessibility and digital preservation”は、文化資料のデジタル化、オンラインでの利用及びデジタル保存について、2011年10月27日にECが出した勧告の実施に関する、EU加盟各国の進歩状況をレビューし、評価したものとのことです。2013年末から2014年の最初に各国から提出されたレポートを基に作成されているとのことです。 二つ目のレポートである“Film Heritage in the EU”は、フィルム遺産について、2005年11月16日に欧州議会(European
2014年10月6日、研究図書館センター(CRL)は政情やインフラの不安定さのために消滅の危機にある政府文書をデジタル化して公開するプロジェクト “An Open Web Repository of Civil Society Documentation” について発表しています。 同プロジェクトで最初に取り組むとされているのは、汚職・腐敗防止の活動を行う国際NGO“Transparency International”が発表している”Corruption Perceptions Index” 2012年版において、順位が低いとされた国から選ばれた10か国の政府文書とのことです。 CRLは、これらの文書は掲載されている情報の重要性にもかかわらず、アクセスが困難で消失の恐れがあるとしています。CRL及びCRLの協力機関が所蔵する1950~1990年代中頃までの冊子体やマイクロフィルム形態の政
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