紫式部が「源氏物語」の着想を得たときに使ったと伝えられている大きな「すずり」。 このすずりを研究し現代の職人が再現することで、すずりがいつどこで作られ、「源氏物語」がどのような状況で書き始められたのか、その謎に少しでも近づこうというプロジェクトが進んでいます。 研究の中で、すずりが使用された痕跡や毛らしきものなど、思わぬ発見も…。 平安のロマンを追いました。 (報道局 ニュースLIVE!ゆう5時 ディレクター 下道愛莉) 源氏物語はいまからおよそ1000年前、平安時代中期に紫式部によって書かれた全54帖(じょう)からなる長編の物語です。 主人公、光源氏の恋愛や生涯を中心に、当時の宮廷のくらしや貴族の日常などが書かれ、世界最古の長編小説と評されるほど後世の文学に大きな影響を与えました。 一方で、「源氏物語」は正確にいつ、どれぐらいの期間をかけて書き上げられたのか、そもそもなぜ書かれたのかなど
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