投影できないまでに劣化した、内容不明の映写フィルムを復元したら、テレビ放送草創期の貴重な映像が大量に――。まるで遺跡の発掘のようなエピソードが、Twitterで注目を集めています。 話題のフィルムは、劣化して蛇の抜け殻状態。いったい中身は……? 話題となったのは、映像や音声といった資料の電子化を手掛ける会社、北海道アーカイブセンター(@Hokkaido_ACC)。くだんのフィルムはある人の遺品で、蛇の抜け殻のような形にゆがんでいて映写機を通らず、「もうゴミにしかならない」と言われていました。 内容を示すメモもなどなく、ビューワー(簡易的にフィルムの内容を確認する装置)を使っても、コマがゆがんでいて静止画の確認すら不可能。そこで、同社は映写機に通せるレベルまでフィルムを復元し、投影を試みました。 そうしてスクリーンに映ったのは、昭和30年代のものと思われるモノクロのコマーシャル映像。アサヒビ