【2011年1月6日 Hubble Space Telescope】 ドイツの研究機関を中心としたチームが、活動銀河核の発生メカニズムについて現在有力とされる「銀河同士の衝突による活発化」説に異を唱える研究結果を発表した。10人の「銀河鑑定人」達の画像判定によるものだ。 調査対象となった銀河は、ろくぶんぎ座のサーベイ観測画像からピックアップされた。「衝突銀河」とそうでない銀河、見分けられますか? 答えはクリックで拡大(提供:NASA, ESA, M. Cisternas (Max-Planck Institute for Astronomy)) 活動銀河核(AGN)とは、銀河の中心にある巨大ブラックホールが物質を激しく吸い込むことにより、その付近からエネルギーが放出されて明るく光る天体のことだ。その発生機構について現在有力視されているのが、「銀河同士の衝突により銀河内のガスがかき混ぜられて