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ブックマーク / www.isas.jaxa.jp (12)

  • 観測ロケットS-520-31号機による深宇宙探査用デトネーションエンジン宇宙実証実験に成功 | 宇宙科学研究所

    JAXA宇宙科学研究所は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学未来材料・システム研究所、名古屋大学大学院工学研究科、慶應義塾大学、室蘭工業大学の研究グループと共同で開発したデトネーションエンジンシステム(以下、「システム」という)を観測ロケットS-520-31号機に搭載し、宇宙飛行実証に世界で初めて成功しました。 この度、システムは宇宙科学研究所が運用する観測ロケットS-520-31号機のミッション部に搭載され、2021年7月27日5時30分にJAXA内之浦宇宙空間観測所から打上げられました。第1段モータ分離後、宇宙空間にて、回転デトネーションエンジン(6秒間作動、推力500N)、パルスデトネーションエンジン(2秒間作動×3回)が正常に作動し、画像、圧力、温度、振動、位置、姿勢データを取得しました。実験データは、従来のテレメトリによるデータ取得に加え、展開型エアロシェルを有する再突

    観測ロケットS-520-31号機による深宇宙探査用デトネーションエンジン宇宙実証実験に成功 | 宇宙科学研究所
  • 木星高層大気の温度分布をあらためて観測し、その異常高温の原因を解明 | 宇宙科学研究所

    概要:惑星大気を加熱するオーロラ 木星と太陽の距離は地球のそれと比べて5倍以上もありますが、そのことは木星大気が温度の高い状態にあることを期待させません。実際、太陽光の入射量を基に計算すれば、この巨大惑星の高層大気の平均温度は約200K(ケルビン)、つまり摂氏 -73℃ほどと推測されます。しかし実際の観測値は約700K、摂氏で420℃にも及んでいることが分かっています。なぜこれほどまでに木星高層大気の温度は高いのか。これは50年来の謎であり、科学者たちはこの謎を「エネルギー危機 (energy crisis)」と呼んできました。 今回、JAXAのジェームズ・オダナヒュー(James O'Donoghue)が主導する研究が、木星大気の高温状態を説明すると考えられる原因を特定しました。研究チームは、木星高層大気の全球温度マップを最高分解能で作成することにより、木星大気の異常高温をもたらす熱源が

    木星高層大気の温度分布をあらためて観測し、その異常高温の原因を解明 | 宇宙科学研究所
    nagaichi
    nagaichi 2021/08/06
    シロッコが木星圏で覚醒めてしまう理由も
  • 水星磁気圏探査機「みお」

    5秒後にジャンプします. ジャンプしない場合は,下記のURLをクリックしてください. http://mio.isas.jaxa.jp

    nagaichi
    nagaichi 2018/10/20
    水星とは言い条、水の星じゃないんだけどな。澪とは。
  • 「あらせ」による大規模太陽フレアに伴って発生した宇宙嵐の観測について | 宇宙科学研究所

    宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 研究開発部門 Credit: ERG science team 概要 2017年9月4日から10日(世界標準時、以下同様)にかけて発生した一連の大規模な太陽フレア(太陽面の爆発現象)によって、太陽から突発的にプラズマの塊が放出されました。これらの内、9月4日20時28分頃と9月6日11時53分頃に発生した太陽フレアに伴って放出されたプラズマの塊が地球に到達し、地球周辺の宇宙空間(ジオスペース)に宇宙嵐を発生させました。 「あらせ」衛星および連携地上ネットワーク観測では、今回の宇宙嵐の発生から終息までの一連の貴重な科学データを取得することに成功しました。「あらせ」が取得したデータは、宇宙嵐が最も発達したと思われるタイミングで放射線帯外帯の消失を、宇宙嵐による乱れが鎮まる時期には高いエネルギーをもつ電子が増加して放射線帯外帯が再形成することを示しています。

    「あらせ」による大規模太陽フレアに伴って発生した宇宙嵐の観測について | 宇宙科学研究所
  • 「あかつき」搭載の2つのカメラ、科学観測を休止 | 宇宙科学研究所

    金星探査機「あかつき」には5つのカメラが搭載されています。このうち2つのカメラ(1μmカメラと2μmカメラ)について、JAXAは科学観測を休止することを決定しました。他のカメラ(中間赤外カメラ、紫外イメージャ、雷・大気光カメラ)は正常に観測を継続しています。 「あかつき」に搭載されている1μmカメラ(IR1)と2μmカメラ(IR2)は、平成28(2016)年12月9日に2つのカメラを制御する機器が示す電流値が不安定になり、翌12月10日の可視運用では両カメラのスイッチを入れることができなくなりました。「あかつき」プロジェクトチームは12月10日からリカバリー作業を開始しました。しかし、電流値の不安定は改善されていません。 同時に、電流が不安定となった原因の究明も進めています。いくつかの直接的かつ可能性の高い原因を調査し、再現実験なども行っていますが、いずれも機器劣化に起因する可能性が高いと

  • ISAS | 金星探査機「あかつき」による今後の金星周回軌道再投入及び観測計画について / トピックス

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」を平成27年冬期に金星周回軌道へ投入するための計画および観測計画を策定しましたので、お知らせいたします。 金星探査機「あかつき」は、平成22年12月の金星周回軌道への投入失敗後、平成27年冬期の金星会合の機会に金星周回軌道へ投入する計画の詳細検討を行ってきました。 「あかつき」は金星周回軌道に投入後、リモートセンシングによって地球の双子星と言われる金星の大気を観測する予定です。大気循環のメカニズムの解明や、地球との比較によって「惑星気象学」を発展させることが期待されます。 金星周回軌道への投入計画 投入予定日   : 平成27年12月7日(月) 観測計画 金星探査機「あかつき」は、金星を周回する周期8~9日の楕円軌道上から、複数の観測波長で次の観測を行うことを予定しています。 金星から10金星半径程度よりも離れているときには、金星の

  • ISAS | 宇宙の遠方から未知の光が届いている? ~宇宙赤外線背景放射の大きな「ゆらぎ」を発見~ / トピックス

    JAXA宇宙科学研究所と東北大学のグループは、米国カリフォルニア工科大学や韓国天文宇宙科学研究院等の研究者らとの協力のもとで実施したCIBER実験(用語1)により、宇宙赤外線背景放射(用語2)にこれまでの予測を超える大きな「空間的ゆらぎ(まだら模様)」が存在することを発見しました。 発見した近赤外線の「まだら模様」は、普通の星や銀河等による影響だけでは説明がつかない大きなもので、宇宙には未知の赤外線光源が大量に存在することを示しています。宇宙にある未知の天体の存在について新たな仮説を必要とする新発見であるといえます。 研究の論文は2014年11月7日付けの米科学誌『Science』に掲載されました。 ポイント ・CIBER実験で、宇宙赤外線背景放射に大きな「まだら模様」の成分があることを発見しました。 ・発見した「まだら模様」の大きさは、既知の銀河全ての影響を考慮した予測値の2倍以上あり

    nagaichi
    nagaichi 2014/11/09
    「『まだら模様』の原因となる未知の赤外線光源の候補として、系外銀河のハローと呼ばれる領域に、普通の観測では見えないほどの暗い星がじつは大量に存在するという新たな仮説を提示」
  • ISAS | 世界で初めて、小惑星ベスタが「衝効果」で急激に明るくなる現象を捉えた / トピックス

    JAXA宇宙科学研究所や国立天文台などの研究者を中心とする研究チームは、国内外にある小口径の望遠鏡を用いた観測から、100年に一度、地球から見て小惑星ベスタの表面が一時的に非常に明るくなる現象「衝効果」をはっきりととらえることに世界で初めて成功しました。 ポイント ・小惑星ベスタの表面が非常に明るくなる「衝効果」をはっきりととらえることに世界で初めて成功しました。 ・小惑星ベスタが「衝効果」で急激に明るくなる原因は、小惑星表面にある透明でかつ反射率の高い物質の層で光が散乱される「干渉性後方散乱」であることを突き止め、さらにその層の平均密度が初めて判明しました。 ・この研究成果は小口径の望遠鏡の連携によって得られました。今後「衝効果」が起こる小惑星については、地上からの観測によって表面状態に関する情報を得られることが期待されます。 研究の背景と成果 小惑星ベスタ(4 Vesta)は地球から見

  • ISAS | 129億年前の初期宇宙に、最強スターバースト銀河を発見 / トピックス

    "A dust-obscured massive maximum-starburst galaxy at a redshift of 6.34", D.A. Riechers et al., Letter Nature (18th April, 2013) 宇宙科学研究所の松原英雄教授をメンバーとする国際共同研究チームが、129億年前(ビッグバンで宇宙が作られてから8.8億年後)の宇宙に「最強スターバースト銀河」を発見しました。HFLS3と呼ばれるこの天体は、これまでに見つかった中で最も古い最強スターバースト銀河で、宇宙が始まって以来、既にこの頃には激しい星形成活動が起きる環境が整っていたことを示しています。この発見は、宇宙初期の星形成活動の多様性を示す新たな証拠として、今後の研究の展開が期待されるものです。この成果は、英科学誌「ネイチャー」の2013年4月18日号に発表されました。なお、

  • ISAS | 突如出現した未知の赤外線天体: 赤色巨星からの突発的質量放出の瞬間か? / トピックス

    数多くの天体のデータを一度に解析する研究では、時として、思いもよらなかった発見をすることがあります。JAXA宇宙科学研究所の研究者が、通常では説明出来ない不思議な性質を持つ赤外線天体を発見しました。この天体は、もしかすると今からおよそ50億年後に、我々の太陽に起きるかもしれない突発的なガスやちりの噴出現象かもしれません。この結果は、5月20日発行予定のアメリカの天体物理学専門誌 The Astrophysical Journalに掲載されます。 JAXAトップヤングフェローのポシャック・ガンディー研究員、宇宙物理学研究系の山村一誠准教授、瀧田怜研究員からなる研究グループは、NASAの赤外線天文衛星 WISE(註1)によって観測された2億6千万個の天体のデータを、地上から観測された 2MASS と呼ばれる4.7億個の天体リストと見比べていて、一つの奇妙な天体を見つけました。WISE J180

  • ISAS | 広大な宇宙に広がる小さな固体粒子を究める / 宇宙科学の最前線

    宇宙空間には,星間ガスと呼ばれる気体と一緒に,1ミクロンより小さな固体の微粒子がたくさん浮遊していることが知られている。彼らは,“星間塵”あるいはダストと呼ばれる,宇宙の塵である。この“ダストさん”たちは,星からの光を散乱したり吸収したりして遮るため,紫外・可視の天体観測では非常に煩わしい存在であり,どんなダストがどれだけ宇宙空間に浮遊しているかを知ることは,遠方の星や銀河の性質を正しく理解するために極めて大事な問題である。また,ダストは星間空間のエネルギー収支に大きな影響を与えるとともに,表面反応などを通じて星間空間の物質進化にも抜き差しならぬ役割を果たしている。出来たての銀河は,ダストに埋もれているかもしれない。また,我々が住む地球は,もともとはこれらの塵が積もって山となって出来上がったものだと考えられている。 このように,ダストは我々の“起源”にも密接なつながりを持ち,宇宙空間のさま

  • ISAS | 「はやぶさ」の帰還とカプセルの再突入・回収にむけて / トピックス

    6月の帰還・再突入にむけて運用もしだいに秒読み状態になってきました。再突入カプセルの担当の方々には、当にお待たせいたしました。これからが番です。再突入と回収は、「はやぶさ」計画を代表する目標の1つです。なにしろ、スペースシャトルなどの地球周回軌道からの再突入に比べると1桁も高い熱の条件にさらされ、それに耐える新規技術ですので、これは大きなステップですし、また大きな関門でもあります。 多くの方は、「はやぶさ」が地球の近くに帰ってくれば、再突入はパラシュートを開けば完了するかのようにお考えの方も多いのではないでしょうか。「はやぶさ」から切り離されたカプセルは、高度が70-80kmという高々度で最大の熱の環境にさらされます。パラシュートを開くのはずっと低い高度ですから、なんといっても耐熱技術こそがまさに真価を問われるわけです。「はやぶさ」は、まず、これに挑戦することになります。 この帰還・再

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