アメリカ陸軍は、兵士が受けた性的な暴力の被害について報告を怠り、適切な調査も行わなかった疑いがあるとして、在日アメリカ陸軍のマイケル・ハリソン司令官を更迭することを発表しました。 アメリカ陸軍は、7日、声明を発表し、在日アメリカ陸軍のマイケル・ハリソン司令官が、部下の兵士が受けた性的な暴力の被害について、報告や適切な調査を行わなかった疑いがあるとして、司令官を更迭することを明らかにしました。 在日アメリカ陸軍の司令部は、神奈川県のキャンプ座間にあり、ハリソン少将は、2010年から司令官の職に就いていました。 アメリカ軍では、内部で起きた犯罪は独自の軍法会議で裁かれ、捜査や裁判の進め方について部隊の司令官が大きな権限を持っています。 しかし、このところアメリカ議会などでは、特に女性兵士に対する性的暴力の訴えについて、部隊の司令官が適切に対応していないなどとして、アメリカ軍を厳しく追及する動き