【新華社石家荘6月23日】 青蘭高速道路(青島~蘭州)の建設にあわせて、河北省の考古関係者は邯鄲市渉県南崗村で12基の金代墓の緊急発掘を行い、209点のさまざまな遺物を発見した。2点の美しい磁器枕の発見は、磁州窯の磁器の焼成は金代が最盛期だったことを証明するもの。河北省文物研究所が22日明らかにした。 河北省文物研究所の専門家は次のように述べた。12基の金代墓から出土した209点の遺物の内訳は、磁器が11点、土器が3点、銀器が2点、鉄器が1点、玉珠が96点、銅銭が96枚である。磁器に含まれていた2点の美しい枕は今回の発掘における重要な収穫だった。 2点の枕のうち1点は「白地黒花鳥紋虎形枕」で、外観はトラが伏せたような形で、背中が頭をのせる場所になっている。そこには黒で斜めに竹が描かれ、その上にカササギが立っている。枕全体は白地で画は黒く、ややトラ皮のように黄色く塗られている。もう1点は「緑