大阪府豊能町木代で25日夜、府道沿いに積み上げられた建築残土約9万立方メートルが府道を塞ぐ土砂崩れがあり、土砂を管理していた大阪市旭区の建築業者が府池田土木事務所から安全確保などの指導を100回近く受けながら、1年以上にわたり残土を搬入し続けていたことが、同事務所への取材でわかった。 この土砂崩れでは、府道が約100メートル埋まって通行止めになり、復旧の見通しは立っていない。建物の被害やけが人はなかった。 同事務所によると、現場は元々高さ46メートルの小山。この業者は2012年10月、上部6メートル分を削って土を採取し、家庭菜園の用地を造成するとして砂防法などに基づく府の許可を受けたが、実際は建築残土を搬入し、高さは約70メートルに達した。 現場では昨年も3回、小規模な崩落が発生。斜面の角度は45度で、同事務所は昨年10月、府の基準(30度)以下にするよう指導した。業者は残土を削って角度を
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