市場に流通している食品や飲料の放射性物質を市民が測る測定所が3月5日、横浜市と相模原市にオープンする。福島第1原発事故による食品の放射能汚染の不安を解消するため、小さい子供を持つ母親らが中心となって立ち上げ、ボランティアで運営、データはホームページ(HP)で公開する。ボランティアの市民運営による組織的な測定所は県内初。 測定所の名前は「横浜市民測定所」。横浜市民が中心となり磯子区に開設。すでに個人が運営していた相模原市南区の測定所も参入し、2カ所態勢で運営する。1台約130万円の簡易型測定器「NaIシンチレーションスペクトロメータ」は、カンパで購入した。ボランティアのスタッフは約30人。測定のほか、ネットでの予約受け付けや問い合わせの対応などに当たる。運営資金は測定料金などで賄う。 測定できるのは、放射性セシウムと放射性ヨウ素。市民が持ち込む食品などの放射能測定は民間検査機関のほか、茅ケ崎