KDDI研究所と九州大学大学院システム情報科学研究院は3月14日、携帯電話上で安定動作する高速暗号アルゴリズム「K2」(ケーツー)を共同開発したと発表した。50Mbpsを超える暗号化/複合化の処理が可能で、100Kバイトの画像70枚を約1秒で復号できる。「AESと比較しても、7~10倍の速さを実現したのが特徴。安全性も、第3者の専門機関に評価してもらった結果AESと同レベルだった」(KDDI研究所) 携帯電話がオープンプラットフォーム化したほか、携帯データがPCプラットフォームでも扱われるようになっており、コンテンツ保護の仕組みが重要と判断した。「携帯コンテンツの“露出度”は高まっている。携帯なら(コンテンツを配信しても)安全……という時代は過ぎ去った」(KDDI研究所) K2は、ソフトウェアのみで比較的安価に実装が可能。このためさまざまなBREWアプリに適用できる。ワンセグのようなマルチ