エンサークの「ENCIRQ DFF」は、12KのダイナミックRAM環境で動作可能な超小型データベース製品。なぜこのような製品が開発できたのか。その基本思想を解説する。 エンサークのENCIRQ DFF(Data Foundation Framework)は、12Kのフットプリント(プログラム実行に必要なメモリの総量)で動作する超小型データベース製品だ。通常のリレーショナルデータベースと同じように操作できるのにもかかわらず、高性能なCPU、大容量ストレージを必要としないという特徴がある。このため、組み込みシステムに最適な製品となっている。 なぜENCIRQ DFFのような製品が開発できたのか。まず、多くの組み込みアプリケーションでダイナミックSQL(動的SQL)は不必要だ。このためENCIRQ DFFでは、コンパイル済みクエリーを使用できるようにしている。 またENCIRQ DFFでは、複雑
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