「日本版SOX法」への注目が急速に高まっているが、内部統制システムを構築するうえでもBPMの考え方とツールが役立つ。日本版SOX法とBPMの関係を見ていこう。 日本版SOX法がやって来る 前回は、BPM(ビジネスプロセス・マネジメント)の導入おけるコンプライアンス対応への考慮事項について概観しました。今回は最近、コンプライアンス関連でも特にホットな話題である企業改革法(SOX法)と、BPMの関連について考察します。今後、日本にも押し寄せてくる(実際には、すでに押し寄せているのですが……)、SOX法に対応するうえでのBPMの生かし方について検討してみましょう。 SOX法は日本でも大々的に報道された2001年のエンロン事件を背景に、株主・投資家保護を目的に、企業の内部統制を確固たるものとすべく制定された米国の連邦法です。違反したCEO・CFOには、実刑を含む重い刑罰が科せられるという特徴があり
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