オープンソースカルチャーの特徴の1つに、何が失礼で何が失礼でないかの概念が他と違う点が挙げられる。ここで紹介する例は、フリーソフトウェア開発にも、ましてや一般的なソフトウェア開発にも限ったことではない。数学、自然科学、あるいはエンジニアリングの分野で働く人たちの間でも同じだろう。ただ、フリーソフトウェアの世界は敷居が低く、新しい人がどんどん入ってくるので、特にこういった慣習に不慣れな人たちが戸惑うことも多くなる。 この記事は『Producing Open Source Software』(Karl Fogel著、Copyright (c) 2006、O'Reilly Media, Inc. All rights reserved)からの抜粋です。 まずは、失礼でない方から説明しよう。 技術的な批判は、率直であっても遠まわしであっても、失礼にはあたらない。これはある意味、賞賛と見