【江南 出歩き困難な高齢者・障害者向け】 ●貸出期間2倍・手紙で交流も 江南市立図書館の高齢者や身体障害者への宅配サービスで利用者が年々増えている。図書館は「サービスを知らず、潜在的に利用したい人はもっと多い」として、市とも連携しながら、さらに利用者を増やしていきたい考えだ。 同館がこのサービスを始めたのは、指定管理者制度が導入された2007年度。ビルメンテナンスなどを手がける名古屋市の会社が図書館の運営管理に携わっている。 開館時間延長と併せて、図書館に出向くのが困難な高齢者や身体障害者を対象に「宅配」を提案したのがきっかけでサービスが始まった。宅配は図書館職員が通常業務の合間に担当している。 対象は、65歳以上の高齢者か身体障害者手帳(2級以上)の所持者。これ以外でも、状況に応じて相談に乗る。貸出冊数は一般と同じだが、期間は4週間と2倍だ。初年度8人だった利用者も18人まで増
2012年3月末で老朽化のために廃止された大分県点字図書館が、新設された大分県盲人福祉センター内に設置される民営の図書館として6月1日から再オープンすると報じられています。旧図書館は1956年に開館し、2006年から大分県盲人協会が指定管理者となって運営していました。新図書館の運営は引き続き同協会が行います。2010年4月時点での国の調査によると、都道府県による公立公営の点字図書館は奈良県と山口県のみで、公立民営や完全な民営化で運営されているところが多いと紹介されています。 民営で来月“再出発” 県点字図書館(大分合同新聞 2012/5/9付け記事) http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133654233977.html 県点字図書館廃止 盲人協会が引き継ぎへ(大分合同新聞 2011/11/24付け記事) http://www.oita-p
久喜市の県立久喜図書館で司書として働きながら、全国の図書館で障害者サービスを推進する。「障害者が生きやすい社会にするには、まず公共図書館が先頭に立たなければ」。全盲となって生きることでの使命感が、活動の原動力だ。 もともと視力が弱かったが、中学生の時に左目を、小学校教師の仕事に情熱を注いでいた1985年には右目を、いずれも網膜剥離で失明した。仕事を続けることができなくなり、積み上げてきた人生を失う絶望感に襲われた。 それでも、「まだ自分は若い。経済的に自立しなければ」と気持ちを奮い立たせた。マッサージ師への転身も考えたが、ある時、司書として働く全盲の男性と知り合い、「これまでの人生を生かせるのでは」と後を追いかけた。 司書になるための勉強は、受け入れてくれる大学がなく、通信教育で行った。点字用の教材がないため、図書館で対面朗読のボランティアに読んでもらい、家では内容を吹き込んでもらったテー
国立国会図書館では、平成22年度「図書館及び図書館情報学に関する調査研究」事業として、「公共図書館における障害者サービスに関する調査研究」を実施した。 本調査研究は、国内の公共図書館における障害者サービスに関する基礎的なデータを収集し、図書館及び隣接領域における連携・協力に資することを目的としている。国内の全公共図書館を対象とした質問紙調査と、先進的なサービスを実施している9館を対象としたヒアリング調査を実施した。 なお、本調査研究は、外部調査研究機関に委託して行った。実施に当たっては有識者による研究会を組織し、研究会の監修のもとで調査研究を進めた。 ここでは、研究会委員による論考と質問紙調査・ヒアリング調査の結果をまとめた報告書本編に加え、質問紙調査の集計結果、質問紙調査の回答内容一覧の表(事前に許諾を得た館のみ)、質問紙調査の回答結果の一部を各館ごとにまとめたもの(事前に許諾を得た館の
2012年3月9日、神戸市立点字図書館が「視覚障害者のための福祉機器リサイクルマーケット」を開催するそうです。市民が持ち寄った拡大読書器やデイジー図書再生機器等を譲ったり交換したりする場を設けるもので、同館に「症状が進んで使えなくなった機器がある」等と相談する声があったことがきっかけとのことです。 視覚障害者用機器フリマ:神戸・点字図書館で来月9日 出品者募る、情報交換も(毎日jp 2012/2/22付けニュース) http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120222ddlk28100480000c.html 神戸市立点字図書館 http://www.normanet.ne.jp/~kobeten/
2012年3月1日にリニューアル開館する山口県立図書館に、マルチメディアデイジー(DAISY)図書の専用施設「マルチメディアデイジー室」が新設されるとのことです。閲覧・貸出のほか、マルチメディアデイジー図書を活用した研修も行うことができるとのことです。マルチメディアデイジー図書とは、本文の文字・画像が音声に同期して表示される電子図書で、障害等により読書に困難がある人にも利用できるよう作成されているもので、同図書館では、現時点では120タイトルが用意されているようです。また、リニューアル記念イベントの一つとして、マルチメディアデイジー図書体験等も開催されるようです。 県立図書館リニューアル開館についてのお知らせ(山口県 2012/2/10付けの発表) http://www.pref.yamaguchi.jp/press/201202/020978.html
県立図書館で、本を音読して音声データ化した「録音図書」の利用が急増している。2011年度(4~12月)は、前年度の2倍以上。視覚障害者に限っていた貸し出し対象を、老眼で文字が読みにくい人や、手の障害でページをめくれない人にも広げたためだ。同館は「耳で聞く読書を、もっと多くの人に楽しんでほしい」と利用を呼びかけている。(有留貴博) 同館は、2004年9月に開館。当初から視覚障害者を対象としてCDなどの録音図書を扱い、約500冊を貸し出していた。さらに種類を増やそうと、11年4月には、日本点字図書館がシステム管理を行う「サピエ図書館」に加盟。インターネットに接続し、音声データをダウンロードすることで、2万冊以上の本から選べるようになった。同9月には、より多くの人に読書を楽しんでもらおうと、貸し出し対象を広げ、ダウンロードした録音図書の再生機器の貸し出しも始めた。 その結果、昨年4~12月の録音
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