近い将来、人工知能が快適な職場環境を創ってくれるようになりそうだ。2020年頃の製品化を目指すダイキン工業とNECは24日、人工知能(AI)が空調設備などを制御する「知的生産性を高める空気・空間の実現に向けた共同研究」を始めると発表した。 ダイキンのオフィスや実験室で実証実験を行い、2020年頃の製品化を目指すという。「顔画像」や「脈波」などを識別して制御NECの「顔認証技術」や感情を推定する「音声認識技術」などで得た人や環境の情報をAIが分析し、空調などのオフィス設備を自動制御。 それぞれのオフィスワーカーの業務内容と身心にふさわしい環境をダイナミックに構成し、知的生産性を高める空間を創出。また、省エネ効果も見込める。約5割の人が「職場の温度設定」に不満オフィスの温度設定は、多くの職場で課題となっている。エステサロンSBSが20~49歳の社会人男女300人に「オフィスの設定温度への不満」