【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(3)】気になる野球人を追跡調査する当コーナー、第3弾はかつてダルビッシュ有(現レンジャーズ)とともに東北高校を甲子園準優勝に導き「最強の2番手投手」と呼ばれたあの人です。右サイドハンドから最速146キロの直球とトレードマークの眼鏡でも親しまれた真壁賢守さん(29)。現在、社会人野球のホンダで投手コーチ兼マネジャーを務めている「メガネッシュ」を直撃した。 「こっちは全力でやってるのに、あいつはいつも2割ぐらいの力で投げていた。次元が違いすぎるというか、ライバルという感じは全然なかったですね」 真壁さんは初めてダルビッシュに会ったときの印象をそう語る。中学時代から注目を集めるモデル体形のイケメンと、眼鏡をかけた純朴な高校生。対照的な2人はその後、東北高校のダブルエースとして成長していく。 転機が訪れたのは2003年の2年夏。若生監督からサイドスロー