2017年4月にJRゲートタワーがオープンし、秋にはささしま地区にグローバルゲートの商業施設が開業予定と、名古屋駅周辺の再開発事業により続々と高層ビルが誕生している名古屋市。市の中心エリアである栄地区でも御園座が2017年12月に竣工予定と、新しいビルの誕生に話題が集中するなか、あえて古いビル、名付けて”渋ビル”を愛する『名古屋渋ビル研究会』(以下、渋ビル研究会)が密かに注目を浴びている。 先日紹介した、名古屋エリアの魅力を再発掘する大ナゴヤツアーズのプログラムにおいても同研究会がガイドを務める「ぶらり渋ビルさんぽ」は、定員がすぐに埋まってしまうほどで、地元ローカル局の情報番組でも取り上げられ、じわじわと人気が高まっているのだ。 『渋ビル研究会』とはいったいどんな会なのか? 主宰する謡口志保さんと寺嶋梨里さんにお話を伺った。 まずは”渋ビル”の定義について、お二人に説明してもらった。 「1