細野透「方向音痴の不思議ユーモア」ライフ 「方向音痴は、なぜ方向音痴なのか」がついに判明!(1/7ページ) 米国の科学誌『サイエンス』に発表された研究結果2016.10.04 方向音痴にとって極めて重要な研究が2015年2月、米国の科学誌『サイエンス(Science)』に掲載されました。米ダートマス大学のタウベ博士などが、「頭方位細胞が混乱すると、グリッド細胞の機能が低下する」事実を突き止めたのです。これをやさしく表現すると、「方向音痴は、なぜ方向音痴なのか」が、初めて科学的に解明されたことになります。 この研究を理解するためには、本コラムの第7回「ノーベル賞『空間を把握する脳のメカニズム』とは何か」で説明した「空間を把握する数種類の脳細胞」、すなわち「場所細胞」、「グリッド細胞」、「頭方位細胞」などの役割について復習しておく必要があります。詳細は上記記事を参照していただくとして、ここでは