生産性を語る場合には、なるべく少ない労力で、なるべく多くの成果を目指す「Do more with less」の精神が基本となります。そのためにも、まずは知的生産性の方程式を頭に叩き込んでおきましょう。知的生産性とは、時間を分母に、仕事の質×量を分子にとった、単位時間あたりの成果です。同じ成果であれば、かけた時間が短いほど生産性が高いということになりますし、同じ時間であれば、質×量が多いほど、生産性が高いことになります。 しかし、ここでポイントとなるのは、成果はあくまで仕事の質と量の「かけ算」ですから、質がゼロ(完全にNG)の場合は、量が多くても成果はゼロということです。どんなに時間あたりのアウトプットの量を増やしても、質がともなわないと、知的生産性は低いということになります。 はじめから生産性を高くすることはできない この方程式を見れば一目瞭然ですが、質を上げ、量を上げ、それに費やす時間を
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