日本考古学は明治10年(1877)、E・S・モースによる大森貝塚の発見が出発点とされていますが、すでに江戸時代には好古家・郷土史家らによる考古資料の収集・記録・研究が行われていました。本展では先人たちが書き残した石器・銅鐸・古墳などの記録から黎明期の日本考古学に迫ります。 会期 2020年6月02日(火)〜2020年9月22日(火) 料金 観覧無料 会期を後ろにずらし延長しました 展示解説・関連講座などは感染拡大防止のためすべて中止します 1 古きを好む者たち~記録された考古遺物~ 江戸時代になると学問が庶民層まで普及し、自ら調査を行い地域の歴史をまとめた郷土史家や、古い事物への興味をいただき収集・記録した好古家などが現れました。彼らが残した資料の記録のなかには現存していない考古遺物もあり、現代の私たちにとっても地域の歴史を知る貴重な手掛かりとなっています。