タグ

ブックマーク / www.ringolab.com (26)

  • 名文を書かない文章講座 - 情報考学 Passion For The Future

    名文を書かない文章講座 芥川賞をはじめ文学賞とりまくりの小説家 村田喜代子による文章術。 自分にしか書けないことを、だれが読んでもわかるように書く。それがこのの良しとする文章だ。そして「散文とは誠実に言葉数を費やして、自分の前にある事象に迫るものだ」といい、「豊満な体。熟れた若い女の肉体」などという語彙のみをもって最小限の言葉数で語る不誠実な文章を書くなという。かっこをつけた名文は不要、文章は口から。書くときにはモグモグいいながら、自分の言葉で語りなさいという。 何かの拍子にさらっといい一行が書けることがあって、それをベースに文章を仕上げていくということはよくあるが、その一行が名文だと勘違いしてはいけないという指摘に、私はうなった。推敲では鬼にならねばならない。 「削除には多大な勇気がいる。名文なんか惜しみなく捨ててしまおう。ここであらためて名文の定義をすると、真の名文とは、用途に合った

  • 自衛隊御用達の油性ペン STAEDTLER ルモカラーペン - 情報考学 Passion For The Future

    ・STAEDTLER ルモカラーペン 極細書きF ブラック 318-9 (油性) このペンは自衛隊が大量購入しているそうだ。調べてみたら確かに公示の文書の購入明細にもちゃんとでている。作戦マップを作成する際にこのペンを使っているらしい。独自開発のドライセーフインクがペン先に薄い皮膜を作り、2日間ペン先の乾燥を防ぐ。キャップをはめわすれて放置してもOKということ。 油性ペンなので紙だけではなく、ガラス・金属・DVDなどいろいろなものに書ける。耐水性・耐光性・速乾性を備えている。ペットボトルの表面に書いてみたが、数秒後にはもう乾いていて、指でこすっても消えない。 ルモカラーには太さとカラーのバリエーションがあるが、私はビジネスユースで、 ルモカラー スペシャル 超極細書きS(線幅 0.4mm) ルモカラー スペシャル 極細書きF(線幅 0.6mm) を使っている。ブレインストーミングでポストイ

  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか タイトルがストレートすぎるが、内容はいたって真面目な科学読み物である。進化生物学と脳の認知系の研究者が書いている。この分野では研究者たちは、性器にセンサーをつけての実験、きわどい単語が並ぶアンケートなど、データをとるのがとても困難な研究テーマに挑んでいるわけだが、近年、実に貴重な研究用データの鉱脈を掘り当てたそうだ。それはインターネットである。 このの前半の圧巻はネットの利用調査の紹介だ。検索エンジンに入力された4億のキーワード、65万人の検索履歴、4万のアダルトサイト、数千の官能小説サイトなどをデータマイニングすることで、ネット上の性的欲望の実態を明らかにした。これが興味位的にも、科学的にも極めて面白いのだ。 4億のキーワードのうち、13%にあたる5500万の語句がエロチックコンテンツを探すためのキーワードだった。5

  • 普段使いのボールペンの研究。JETSTREAM、ENERGEL EURO、Uni Powertank - 情報考学 Passion For The Future

    使い捨ての普段使いボールペンはどれがいいかという話。私は文房具が好きなので、国産のボールペンは、全メーカー試したが、次の製品が残った。 ・JETSTREAM(ジェットストリーム) JETSTREAMが発売されて以来、ずっとこれを愛用してきた。なめらかな書き心地という点で明らかな革新だった。私は0.7~1mmという太めのボールペンを使うので、特にスラスラ書けることが大事だ。でも、ちょっと飽きてきて最近はエネジェルユーロが定番になった。 ・ENERGEL EURO(エナジェルユーロ) 速記的殴り書きメモに最適。ひたすらゆるい。欧州生まれの英字横書きに特化したデザインらしく、すばやく流してもインクが途切れることがない。インタビューで急いでメモをとるときに向いている。ただし、ゆっくり丁寧な文字を漢字で書こうとすると、ちょっとにじみがち(太めのペンの話)。清書やサインには向かない。0.7mmと1mm

  • ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! - 情報考学 Passion For The Future

    ・ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! 著者はスパコン界のノーベル賞といわれるゴードン・ベル賞の設立者のゴードン・ベル人とマイクロソフトの上席研究員のジム・ゲメル。前書きはなんとビル・ゲイツが書いている、「指先に情報を」のコンセプトを一番最初に提唱したのは俺だ、と。 ライフログとは、人間の個人的な活動のあらゆる面を記録し、保存し、検索できるようにするテクノロジーのこと。ライフログはトータルリコール(完全な記憶)を実現する。人生のすべての情報をクリックで呼び出すことができるし、保存したデータ分析によって、傾向を把握できるだけでなく、リスクやチャンスの予兆をとらえることができる。生活も人生も大きく変わる。ケータイにつぐイノベーションになるのかもしれない。 むろん、テクノロジーの負の側面も懸念される。現在マイクロソフトの研究員もしているゴードン・ベルは、 「みんなが目指す

  • 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 これは、日はなぜ貧しい人が多いのか?を語るではない。多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただすである。「はじめに」にこのの要旨は圧縮されている。 「少年犯罪は増加している、若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている、若者の失業は自分探し志向の強い若者の問題である、日教組の強いところは学力が低い、グローバリゼーションが格差を生んでいる、日は平等な国である、人口が減少したら日は貧しくなる、昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた、高齢化で医療費は増える、中国のシステムが優れているから高成長ができる、中国はすぐに日に追いつく、円は安すぎる、経常収支黒字を溜め込めば損をする、国際競争力は豊かな日のために必須のものである、07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた、90年代の停滞は日が構造

  • 教養としての官能小説案内 - 情報考学 Passion For The Future

    教養としての官能小説案内 まず著者紹介に目がとまった。 「1933年東京都に生まれる。40年以上にわたり、年間300編の官能小説を読みこなし、新聞、雑誌などに紹介しているこの分野の第一人者。」 この人、40年間×300編で累計12000編以上の官能小説を読み続けてきたのか。それだけで十分に、ちょっとお話を聞いてみたくなる数字だ。 「人間の性欲は、それほど動物的にはできていない。「女性器に男性器を挿入した」という文章を読んでも、現代人はもはや刺激を受けないのだ。官能小説家たちは、われわれの贅沢で多様な欲望に応えるため、ストーリー設定や主要キャラクターの造形、あるいは性交・性器病者の技法、さらにはタイトル付けなど、あらゆる側面でその表現を深化させてきた。」 美少女、人、女教師、くノ一、尼層、少年もの、性豪もの、凌辱系や癒し系など多種多様なジャンルにおける文学史を、年代順で代表的な作家の作品

  • マルマン A4 ノート ニーモシネ IMAGINATION 5ミリ方眼罫 N180 ブラック - 情報考学 Passion For The Future

    ・マルマン A4 ノート ニーモシネ IMAGINATION 5ミリ方眼罫 N180 ブラック 高級感のあるデザインと上質の紙を使ったマルマンのニーモシネシリーズ。 文具好きが使ってみたくなる定番的な文具だ。 ところが私は当初、A5縦型のNOTE PADを何冊か使ったのだが、使い勝手がいまひとつだった。書いたページは切り取ることを前提として設計されているようで、どこまで使ったかわかりにくい、使用済みページがかぶさってきて、新しいページを見開きに固定しにくいなどの不満があった。デザインと質感はとても好きなのに惜しいなあと感じていたところ、はじめてA4横のIMAGINATIONを使って軽く感動した。まさにイマジネーションが広がる製品だ。 その名の通り発想がわきやすい。 IMAGINATIONを使っていて「余白が創造性を高める」という仮説を思いついた。ファーストアイデアをちょこっと書き出すと、そ

  • ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 ・毎朝登校する生徒は33人中5人 ・1から100まで数えられない生徒がいる ・九九が完全にできるのは160人中20人 ・入学者の半数が中退する ・高校を中退する生徒の半数は1年生 ・やめさせようとする教師たちの存在 などいわゆる底辺校の実態と増加する高校中退者のドキュメンタリ。 現代の高校中退は個人の問題ではなく社会の深刻な病理のようだ。 高校中退の背景には家庭の貧困があり、不安定な生活や余裕がない家庭環境が、生徒の低学力、不登校を引き起こし、中退へとつながっている。学習意欲と貧困の間にも密接な関連が見出されている。エリート校と底辺校の格差は増大傾向にある。 高卒以上が圧倒的マジョリティを占める日社会において高校を出ていないことは極めて不利にはたらく。実際、不況の中で高校中退者の就職は困難を極めている。調べてみると生徒の父母もまた中退者で

  • アートを書く!クリティカル文章術 - 情報考学 Passion For The Future

    ・アートを書く!クリティカル文章術 プロが教えるアート批評の書き方。美術、音楽、絵画、映画をどう言葉で表現するか。 「そもそもすぐれた芸術作品は、質的にその芸術固有の媒体(音楽なら音、絵画なら色彩)によってしか表現できないことを表現しています。それを言葉で写し取ることは根的に不可能なのです。この意味で批評の言葉は質的な無力をうちに抱え込んでいます。ボードレールは、批評の言葉が理性的な言葉であることはできず、批評自体がひとつの芸術作品となるほかはないというようなことを書いています。」 メディウム・スペシフィックな性質を乗り越えて、言葉にできない感動を敢えて言葉で伝えようとするのがアートの評論行為だ。そこでは普通は悪文とされるものがアートの批評としては名文とされたりする。映画評論家としてのジャン=リュック・ゴダールの華麗なレトリックの例が紹介されていた。これ。 「イングマール・ベルイマン

  • セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 - 情報考学 Passion For The Future

    ・セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 上野千鶴子の"処女喪失作"が四半世紀ぶりに文庫化。カッパブックスから岩波現代文庫へ。 「男は「女らしさ」を振つけし、読みとり、鑑賞し───そしてもちろん、発情する。この「らしさ」のカタログは、男たちの作ったマスメディアの中に、うんざりするほど登場する。いまからお目にかけるのは、広告というもっともポピュラーな媒体に登場する、女たちの「らしさ」のカタログであり、その隠されたメッセージを読みとく手引きである。」 四半世紀経っても男の目から見てのセクシー=「女らしさ」はあまり変わっていないように思える。四つん這いだとか、体をくねらせるとか、流し目、濡れた唇に、男はついついそそられてしまう。広告はそうした男性の心理を利用して、巧妙に商業的メッセージを発信してきた。 「女らしさ」は男性が文法をつくりだす。こんな面白い研究が紹介されている。 「

  • 13日間で「名文」を書けるようになる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ

  • 2008年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    注意。 このランキングは1年遅れの2008年度のランキングです。私が昨年2008年中に読んで面白かったです。毎年、フィクション部門とノンフィクション部門で、オススメ書籍を発表してきましたが、2008年度はフィクション美門だけ発表してノンフィクション部門の発表を忘れていたことに、この年末になって気がつきました。 2008年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/2008-3.html これと対になります。 そういうわけで周回遅れの2008年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門です。この年度は私の読書傾向がはっきりしていて新刊よりも既刊・古典ばかりが並ぶ結果になりました。 2009年度版は年始に発表予定。 ■1位 シッダールタ http://www.ringolab.com/not

  • 文才がなくても書ける小説講座 - 情報考学 Passion For The Future

    ・文才がなくても書ける小説講座 文才がなくても書ける小説講座 身も蓋もないタイトルに思わず噴き出した。 文才がないのに小説を書く意味があるのか? 面白くない小説など存在価値がないではないか。 書けない人が書く必要がないジャンルなのではないか? でも、よく考えてみると、ありである。 少なくとも書いてみたい人間にとってはオオアリクイである。 才能があるかないかは書いてみなければわからないからである。 (ダジャレも言わなきゃ受けるかどうかわからないからである。) 文学的に読む価値がある作品か否かはともかく、まず一遍の作品を完成させることを重視した講座である。著者が高校教師なだけあって、論理的で明解に指導してくれる。説明の流れに説得力がある。 まず最初に何か書く。すると「こう書いた以上は、次にこう書かないとまずいよな」という不足を埋める必要が生じる。ひらめきではなく論理で埋めていけ、というのが著者

  • 2007年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    これ2008年ではなくて2007年のランキングです。 このブログでは年末年始に年間のおすすめ書籍をまとめているわけですが、昨年は書籍「フィクション編」は公開したのに、「ノンフィクション編」を公開しなかったことに気がつきました。いまは2008年版を作成中なのですが、その前に2007年度に読んだで面白くておすすめのリスト公開し忘れてしまいました版を公開しておきます。 なお、このリストは私がその年に読んだというだけで、その年に出版されたではありません。かなり昔の古典も含まれています。 【過去の年間ベスト おすすめ書籍】 ・2004年度 年間オススメ書籍ベスト20 このが良かった。 http://www.ringolab.com/note/daiya/2004/12/20.html ・2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊 http://www.ringolab.com/no

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/12/26
  • 「信用偏差値」―あなたを格付けする - 情報考学 Passion For The Future

    ・「信用偏差値」―あなたを格付けする 大変面白かったです。 今年後半でよく使うようになった電子マネーのnanaco。自宅と会社近所のセブンイレブンでほぼ毎日使う。いま確認してみたらポイントが(利用料金の約1%与えられる)が900円を超えている。いつのまにか10万円近く使っていることに気がついた。これにSUICA、家電量販店等のポイントを加えると年間に数十万円も、私はいわゆる電子マネーを利用しているのだった。 このによるとクレジットカードショッピング取扱高は毎年10%程度の割合で伸びている。2006年時点での総額が34兆円。発行枚数は2.9億枚で国民一人当たり二枚以上は持っている。これに対して電子マネーは2007年度に8444億円、2008年度に1兆3783億円、2012年には3兆2695億円に拡大すると見込まれている。クレジットカードと比較すると規模はまだ小さいがクレジットカードは月2.

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/12/09
  • アイドルのウエストはなぜ58センチなのか―数のサブリミナル効果 - 情報考学 Passion For The Future

    アイドルのウエストはなぜ58センチなのか―数のサブリミナル効果 著者の調べによるとアイドル103人のウエストサイズ(プロフィールとして公開されたもの)を集計すると、58センチが突出して多い。前後の57センチと59センチはとても少ない。明らかにサイズ申告時に操作が行われたわけだが、日人は基的に8に好印象を持つことと関係があるようだ。スーパーの料品も198円だとか298円のように8で終わる価格ばかりだ。米国では9.99ドルのように9が多いのに。日人にとっての8の良さ、それは何か? こうした数のサブリミナル効果を徹底的に研究した数詞の認知心理学的文化論。数詞のマーケティングに踊らせられたくない人、逆に人々を踊らせたい人にも役立つ知識満載。 ・欧米人が円周率を暗記する方法は? ・スポーツの表彰台はなぜ三位までなの? ・ヤマタノオロチの首は当は何? ・「四捨五入して40歳」がショックな

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/11/20
  • 文章は接続詞で決まる - 情報考学 Passion For The Future

    ・文章は接続詞で決まる 「「てか」を好んで使う人は、すぐに新しい話題に移りたがる飽きっぽい人かもしれませんし、「ようするに」が口癖の人は、結論を急ぎたがるせっかちな人なのかもしれません。「でも」をよく使う人は、他人の言うことを素直に受けいれるのが苦手な頑固な人である可能性があります。「だから」を使いたがる人は、自分の主張を人に押しつけたがる押しの強い人かもしれませんし、「だって」を好む人は、言い訳が癖になっている、自己防衛能が強い人かもしれません。」 接続詞の使い方を見ると隠れた性格がわかるという話。特に講義のような独話では接続詞は書き言葉の2,3倍も多く使われるそうだ。シーン別によく使われる接続詞ベスト5の比較が面白かった。文章のらしさは接続詞が決めている部分も多そうだ。 新聞:しかし、また、だが、一方、さらに 小説:しかし、そして、それで、だが、でも 講義:で、それから、そして、つま

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/10/24
  • 日本のお金持ち妻研究 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日お金持ち研究 日人のお金持ちの奥さん達はどんな人たちなのかを真面目に研究した。「日お金持ち研究」の番外編。大量のアンケートと統計分析から隠れた実態を探る。家庭における消費の主役である主婦、しかも富裕層のプロフィール、考え方、行動パターンというのは、ビジネスマンとして気になるところだ。 庶民が想像するお金持ち夫人の典型イメージがある。専業主婦で豪邸でお手伝いさんを雇い、ブランド好き、教育熱心、優雅だがお高くとまっている、など。だが実像はかなり違った姿であることが判明していく。 まず彼女たちがお金持ちのになったきっかけである結婚を徹底分析する。俗説から次のような3つの仮説も立てて検証していく。 ・玉の輿仮説:彼女たちは容姿端麗でお金持ちに見初められたのか? ・同類リッチ婚仮説:お金持ちの家に生まれてお金持ちと結婚したのか? ・糟糠の仮説:貧乏だった夫を支えて成功させた

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/10/08
  • Passion For The Future: 共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人

    共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人 スポンサード リンク ・共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人 このによると、10万人に1人(最新調査では2万5千人に一人)の割合で共感覚という特殊な感覚を持った人が、存在している。彼らの大半は何の生活の支障もなく、普通に暮らしているが、私たち通常感覚者とは、別の世界を体験している。大抵は話しても理解されないので、そのことを黙っている。 彼らは、べ物を舌で味わうと指先にカタチを感じてしまう。この味はとんがっている、だとか、まるいだとか、手に取るように感じる。ある人は、音を聴くと色が見えてしまう。共感覚者が「このチキンはとんがった味がする」「これは赤くてまぶしい音楽ね」と言う時、それは比喩ではない。実際にそう感じている、という。 著者は、医師で共感覚の第一人者。偶然、友人が共感覚者であることが分かり、80年代ほとんど未解明だった

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/09/08