ドイツ・フランクフルト(Frankfurt)の金融街(2010年7月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANIEL ROLAND 【10月24日 AFP】欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会(European Commission)は23日、金融取引に課税する「金融取引税(FTT)」を加盟国中11か国で先行導入する計画を支持すると発表した。 FTT導入をめぐっては英国が強く反対しているが、EUには加盟27か国の3分の1に当たる9か国以上の賛成で新たな規制や制度を先行導入できる「強化された協力(enhanced cooperation)」という仕組みがあり、これを適用する。現時点でFTTに賛同しているのはフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリア、ベルギー、ギリシャ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、エストニアの11か国。域内の非導入国と欧州議会で承認されれば、欧州委が