世界一、アルツハイマー病に罹りやすい日本人 日本人は世界一、アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)に罹りやすい国民と言えます。 ※アルツハイマー型認知症は認知症の半分以上を占める。 理由の1つは、日本人の寿命が長いことにあります。アミロイドβは、アルツハイマー病の症状が現れる20年くらい前から少しずつ脳に蓄積していることがわかっています。 たとえば、60歳頃から蓄積が進んでいっても、70代で亡くなるとすればアルツハイマー病に悩まされることはないかもしれません。でも、90代まで生きることができたらどうでしょう。発症してしまう可能性は大きくなります。 長寿は嬉しいことだけれど、それだけ「老化」の問題とも戦っていかねばならず、当然ながら脳の老化にも襲われるわけです。 もう1つ、とても重要なのが、日本には糖尿病患者が多いということです。糖尿病とアルツハイマー病は切っても切れない関係にあるのです