ネットバンキングの不正送金に加担するトロイの木馬が、銀行サイトでセキュリティソフトの導入メッセージを妨害するという。 シマンテックは9月18日、ネットバンキングの不正送金に加担するマルウェアの「Trojan.Snifula」(別名VAWTRAK、Neverquestなど)が国産のセキュリティソフト導入を妨害する機能を搭載するようになったとブログで報告した。日本のネットバンキングユーザーに狙いを絞るサイバー犯罪者の手口がより巧妙化しているという。 同社によると、Trojan.Snifulaの亜種に含まれる最新の設定ファイルではJavaScriptを使って、Webブラウザがコンテンツをロードする際に、特定のWebページにある特定の画像ファイルを表示されせないようにする。画像ファイルは大手銀行のトップページに表示されるバナーで、ネットバンキングを安全に利用するために国産セキュリティソフトの使用を