一昨日の21日に発売日をむかえた劉慈欣『三体0 球状閃電』。さっそくご購入いただいたみなさま、ありがとうございます! 本日は著者・劉慈欣による本書のあとがきを掲載します。2001年、まだ『三体』を生み出す前の劉慈欣はなにを思い本作を執筆したのか。2019年の来日時の写真とあわせてお楽しみください! 著者あとがき ある雷雨の夜のことだった。青い電光がきらめくと、窓の外の雨粒が一瞬だけその姿をくっきりと見せた。嵐は夕方はじまり、それ以降、稲妻と雷鳴の間隔はどんどん短くなっていった。目が眩むような稲妻の一閃のあと、大きな木の下にそれが出現した。空中をゆらゆら漂いながら、オレンジ色の光で降りしきる雨を照らし、塤(シュン)の調べを奏でているかのようだったが、十秒あまり経つとそれは消えてしまった……。 以上は、SF小説の話ではない。1981年の夏、河北省邯鄲市で、降りしきる雷雨の中、作者が実際に目にし
第一回かぐやSFコンテスト大賞受賞作品 勝山海百合さんの「あれは真珠というものかしら」は、SFメディアVG+ (バゴプラ) が開催した第一回かぐやSFコンテストで大賞に輝いた作品です。同コンテストでは、大賞に輝いた「あれは真珠というものかしら」と審査員長賞に選ばれた大竹竜平さんの「祖父に乗り込む」の二作品が、副賞として英語と中国語へ翻訳されています。詳細はこちらから。 同級生の碩堰【せきせき】は海馬【うみうま】だけど、名前ほど馬には似ていない。短い前あしが二本、後ろあしはなくて、腰から下は少し細くなり、先は尾になっている。体は大きいけれど、泳ぐのは得意だ。 学校の先生は、何人たりとも学校に来るのはみな同じ生徒だと言うし、わたしも海馬と一緒に勉強することに不満はない。学友として碩堰はとてもいいやつだ。まず、勉強ができる。授業もおとなしく聞いて、先生の出す問題や質問にもちゃんと答える。発声装置
自分の命が狙われている。妻子も守らなければならない。そのせいで部族全体が危険にさらされている。森を去った主人公たちは遠く離れた海の部族に合流する。物語は、新たな環境で生きることになった家族の苦難を描く。翼竜を操って空を駆け、植物に同化して木々の間を走っていた。だが、地上では最強の戦士だった男も海では勝手が違い、なかなか本領を発揮できない。相変わらず妻は口うるさい。さらにやんちゃ盛りの子供たちは問題を起こしてばかり。一応、客人扱いされているが、やっぱり肩身は狭く苛立ちは募るばかり。それでもほかに行く当てはなく、仲間として認められなければならない。次男が大冒険の末に部族の子供たちと友情を結ぶシーンは、新参者が信頼を得るには勇気と寛容さを示さなければならないと教えてくれる。 ネイティリと結婚し森の部族のリーダーとなったジェイクは4人の子供を育てながら平和に暮らしていた。だが、かつて倒したクリオッ
1988年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画、「火垂るの墓」。 当初「となりのトトロ」は60分程度の中編映画として企画されていて、 単独での全国公開が難しかったため、同時上映作品として、 「火垂るの墓」の企画が決定した、という経緯があったそうです。 動画は「トレイラー(予告)」と投稿者さんから説明されていますが、 おそらく公式なものではなく、投稿者さん、 あるいはファンの方が製作したものでしょうか。 以前に「火垂るの墓」を観た事がある人。 この動画で初めて作品の存在を知った人。 それぞれの方から、熱いコメントが寄せられていました。 「涙が止まらなかった…」 『火垂るの墓』のポスターに隠された秘密が話題に Grave of the Fireflies ■ 自分が映画で泣くとは思ってもなかった。 ましてやカートゥーンで……。 昨日の夜に観たばかりなんだけど、本当に悲しかった……。 イギリス
イラスト/カトリーヌあやこ 「原作に近づけたい」本人の希望で、専門のトレーナーを付けて肉体改造。これがまさに「恵体」(恵まれた体)と言うべき見事な仕上がりなのだ。 もちろん演技も初めてで、セリフも訥々(とつとつ)とした語り口。しかし、むしろそこが「野生のフードファイター発見!」的ワクワク感あり。ちょっと白鵬に似てるし。 お米4合、卵8コ分(!)のメガオムライスがもりもり春日さんの胃袋に吸い込まれていく。その光景に至福の表情を浮かべる野本さん。 これは受容の物語だ。野本さんの「作りたい」欲を春日さんが全部受け止め、それは彼女の「食べたい」欲を心ゆくまで満たすことになる。 初めはキッチンと食卓で分かれていたポジションも、いつしか二人でコンロ前に立つようになり、そして野本さんは気づく。春日さんへの自分の恋心を……と、二人の関係も徐々に進んでいく。 作る人、食べる人。それは女でも、男でもいい。猫だ
鳥取県倉吉市の2つの小学校が統合して2023年4月に開校する新しい学校名をめぐり、市議会で一旦は決まった校名の再考を求める議案が、住民直接請求により、市長から提案されました。22日、市議会で議案の採決が行わ…
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