大九監督は映画公式サイトにて、〈のんさんは怒りの表現が見事で、あんなに柔らかい空気を漂わせていながら、内側に高温のマグマみたいなものを持ってる人だと思います〉と評している。そして、怒りというのは、のんが表現において重視している感情でもある。のん自身は過去に「喜怒哀楽の中で、怒りが一番お気に入りの感情なんです。怒っている状態にあることが楽しい。負の感情として放出するよりも、ポジティブなエネルギーというか、明日に進む力として怒りを使っていきたい、と思っていますね」(withnewsインタビュー記事での発言より)と語っていた。みつ子の爆発を魅力的に描くために、のんが起用されたのではないだろうか。 映画批評家の常川拓也氏は、みつ子というヒロインを見事に演じたのんを「宝」と称賛する。 「『私をくいとめて』で能年玲奈ことのんが演じるみつ子は、脳内の相談役とああでもないこうでもないと対話しながら街を散策
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