篠井英介(ささい・えいすけ)/1958年、石川県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒。劇団花組芝居の旗揚げに携わり、女形として活躍。90年に退団後は、舞台、映画、テレビドラマなど幅広く活躍。2014年から石川県観光大使を務める(撮影/写真部・岸本絢)この記事の写真をすべて見る 「僕が、演劇って素晴らしいなぁと思うのは、舞台設定に応じて、演者は国籍も、性別も、時代も、年齢も超えられるところなんです。ときには、『僕は椅子です』というように、無機質なものになることだってできる。そうやって人間だけが持つ“想像の力”をフルに発揮できるのが、演劇の醍醐味であると思いますね」 篠井英介さんは金沢の旧市街で生まれ育った。日本の古典芸能や伝統文化が色濃く残る街で、篠井少年は、6歳にして日本舞踊を習い始めた。小学生のときに芝居に関心を持ち始め、10代後半に金沢の劇場で、「欲望という名の電車」を観たことで、“女形
