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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (14)

  • 『諸君!』休刊の舞台裏 - Apeman’s diary

    掲示板で monroさんからご教示いただいた件です。毎日新聞の連載「アメリカよ・新日論」の第4部が先日始まったのですが、その中で『諸君!』の休刊にも触れています。 保守系月刊誌「諸君!」の休刊は2月26日、文芸春秋の臨時役員会で決まった。惜しむ声は出たが、満場一致だった。理由は広告収入の減少だが、元役員は「同誌の赤字をカバーできないほど社の体力がないわけではない」と打ち明ける。最大部数9万5000部を記録したのは2000年代前半、歴史問題で極端な反中・反韓・反北朝鮮論に傾いた時だが、役員会で当時を評価する声はなかった。 (http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090622ddm003030133000c.html 以下同じ)(魚拓) 部数減は大きな要因ではあったがやはり決定的な要因というわけでもなかった、ということのようです。 創刊20年でベルリン

    『諸君!』休刊の舞台裏 - Apeman’s diary
    navix
    navix 2018/09/26
  • 防衛省防衛研究所史料公開ニュース - Apeman’s diary

    higetaさん経由で、防衛研究所図書館所蔵史料で新たに開されたものが月に一度紹介されているのを知る。 史料公開ニュース インパール作戦に関する河邊正三(ビルマ方面軍司令官)の日記に基づく抄録、ガダルカナル島撤退作戦についての瀬島龍三の回想録(帰国直後のもの)、ノモンハン事件についての大営参謀や関東軍参謀の考察・・・などが公開されたようだ。「アジア歴史史料センター」での閲覧はまだできないようだが(検索してみた)、「更に今後もデータ整備を継続しますのでご利用下さい」とのことなのでいつかは自宅からでも閲覧できるようになるかもしれない。

    防衛省防衛研究所史料公開ニュース - Apeman’s diary
  • 「捕虜とゴボウ」続報 - Apeman’s diary

    ちょっといま現在アクチュアルな問題からは離れてしまうが、昨年取り上げて多くの方からコメントや情報提供をいただいた(特にid:bat99さんが日軍による捕虜虐待と戦後の戦犯裁判についていくつもエントリを書いておられます)、旧日軍の捕虜となった連合国軍兵士の事の問題、特にシンボルとしてのゴボウの問題について。 『季刊 戦争責任研究』の第22号、23号、26号に中尾知代氏(オーラルヒストリー)が「戦争捕虜問題の比較文化的考察(上)(中)(下)」を投稿しておられる。この問題に関心のある方はぜひご参照いただきたいのだが*1、その(上)にゴボウについての言及が。 一方、日において「」問題は、戦争の虐待問題を全て異文化摩擦と誤解の問題に還元して考えさせる役割を担った。例えば、『朝日新聞』の「地球材の旅」では、「救いの物木の根と誤解も」というタイトルで、長野県下伊那郡天竜村の満島俘虜収容所で

    「捕虜とゴボウ」続報 - Apeman’s diary
  • 「ごぼうを捕虜に食べさせて有罪になったB級戦犯」は都市伝説? - Apeman’s diary

    「ごぼう 戦犯」でググるとたくさん出てくるのが、「連合軍の捕虜にごぼうをべさせたところ、木の根をべさせた虐待だとして戦犯として訴追され、有罪になったケースがある」というはなしである。実はこのはなしは、子どもの頃に母親から聞かされたことがあった(母親は「木の根」ではなく「木の皮」と言っていて、ささがきにしたのであれば「皮」の方がぴったりくるような気もするが、まあそれはどうでもいいはなしである)。もし「東京裁判史観」なるものが存在するとすれば、それは「戦争に負けた以上A 級戦犯が裁かれるのはしかたないが、BC級裁判には不当な判決が多かった」という認識を核にしているのではないか、と私は考えているのだが、このエピソードはいわば「不当な戦犯裁判」の象徴として語られているわけである。 だがちょっと考えれば、どうもこのはなしは妙である。まず第一に、ごぼうに関する誤解を解くのがそんなに困難であるとは思

    「ごぼうを捕虜に食べさせて有罪になったB級戦犯」は都市伝説? - Apeman’s diary
  • 「偵察写真が語る第二次世界大戦 ペリリュー」 - Apeman’s diary

    CATVの「ヒストリーチャンネル・ジャパン」で放送中のシリーズ「偵察写真が語る第二次世界大戦」のうちの一話、「ペリリュー」を見る(他のエピソードも主だったものは録画しているが)。先日言及した吉川弘文館の「戦争の日史」シリーズ第23巻、『アジア・太平洋戦争』には次のような一節がある。 現在、硫黄島の戦闘はあたかも日軍のテルモピュライの如くに伝説化され、栗林は英雄視されることが多い。確かにその戦い振りは水際立ったものだが、「硫黄島」を過大に評価すれば戦史の理解を誤ることになろう。彼の採用した持久作戦は決して彼一人の独創になるものではなく、硫黄島が唯一の例というわけでもない。先にも述べたように、制空権・制海権を失い、きわめて劣勢な兵力しかない情況で、日近海の島々の防衛戦にやむなく採用された時間稼ぎのための戦法である。そして、同様の戦術が悲惨な結果を招いたのが沖縄の戦闘であった。 (269ペ

    「偵察写真が語る第二次世界大戦 ペリリュー」 - Apeman’s diary
  • 右翼の皆さん、来年の朝日新聞にご期待ください! - Apeman’s diary

    いやぁ、暮れも押し詰まってきたところでやってくれましたよ、朝日新聞。 「慰安婦問題を多角的に考えていくため、国内外の識者に様々な視点で語っていただく企画を始めます」という触れ込みで12月28日から始まった連載「(慰安婦問題を考える)」。トップバッターが大沼保昭で今日は熊谷奈緒子という露骨な「アジア女性基金」シフト。しかも二人揃って「性奴隷」概念を拒絶。ちなみに「慰安婦」問題に関してなんの実績もないのにいきなりちくま新書デビューした熊谷氏ですが、サンフランシスコ講和条約について「片面講和という旧連合国とのみの講和であった」(強調引用者、85ページ)というパラレルワールドからおいでになったようです。ま、あとは推して知るべし、です。 さらには日掲載の「(回顧2014)論壇 戦争歴史、「帝国」から問う 二分法と一線画す道」では朴裕河の『帝国の慰安婦』を激賞。ちなみに版元は朝日新聞出版! はっき

    右翼の皆さん、来年の朝日新聞にご期待ください! - Apeman’s diary
  • 誰がどこで間違ってるのか知らないが、とにかく結果としてデタラメな報道 - Apeman’s diary

    中央日報(日語版)  2012年08月16日 「「慰安婦20人を追加で送る…」 日軍の「秘密文書」に驚愕」 もうどこから突っ込んでよいやら。id:mujin さんが、この文書がアジア歴史資料センターで公開されていたものであることを指摘されています。 私は後述するような理由で、当初この記事を最後まで読んでいなかったのですが、改めて読み直してみると、こんなことがヌケヌケと書いてあります。 金所長は中央日報との電話で、「5月に日に滞在しながら、日国会図書館と日防衛省史料室で1カ月ほど調べた」とし「野戦軍に特種慰安婦を派遣した秘密文書資料が日防衛省史料集(陸亜密大日記)と『女性のためのアジア平和国民基金』集成(97年)に収録された事実を確認し、この文書を見つけることができた」と説明した。 開いた口が塞がりませんでした。ちなみにこの電文は第2巻「防衛庁関係公表資料(上)」の203ページ以

    誰がどこで間違ってるのか知らないが、とにかく結果としてデタラメな報道 - Apeman’s diary
    navix
    navix 2014/10/26
    「「民間業者の渡航要請」に過ぎないなどと強弁している投稿を見かけましたが、南方総軍の要求を台湾軍が取り次いでいるのであって、これが「軍関与」の証拠でなくてなんだ?」
  • 「誰も教えてくれなかった」からといってデタラメを喋る権利が発生するわけではない - Apeman’s diary

    ホドロフスキさんからの情報提供によるエントリです。 TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」の6月11日放送分「ニュースランキング」にコメンテーターとして登場した古市“誰も戦争を教えてくれなかった”憲寿。ランキングの3位、「中国。従軍慰安婦に関する資料を「記憶遺産」に申請」について次のようにコメント(書き起こしは私)。 (……)一方で中国もやっぱり、この〜国内を統合するために、うまく歴史を使おうとしてると思うんですね。それこそ南京事件、南京大虐殺に関しても、30万ということは昔は言っていなかった。途中から言いはじめたりしている。(……) これだけで「ああ、情報源はネットだけなんだな」と見当がつきます。奇しくも(ウィキペディアの記述を信じるなら)古市氏が生まれた1985年は南京大屠殺遇難同胞紀念館が開館した年です。「十年一昔」と言いますが約30年前からの主張を「昔は言っていなかった」と評する

    「誰も教えてくれなかった」からといってデタラメを喋る権利が発生するわけではない - Apeman’s diary
    navix
    navix 2014/06/20
    古市憲寿氏。デタラメ識者と共にこれも深刻。→「いまやメディアにおいては政府見解より後退した表現がデフォルトに」
  • 「A級戦犯」「BC級戦犯」という用語について - Apeman’s diary

    一般に「A級戦犯」は極東国際軍事裁判所条例の第5条A項が定める「平和に対する罪」で訴追され、有罪になった戦犯と理解されている。そこから、「平和に対する罪」でも起訴されたものの有罪になったのは同5条B項が定める「通例の戦争犯罪」のみであった松井石根は正確にはA級戦犯ではない、という論が出てくる。だが、「A級戦犯」と対になる「BC級戦犯」という用語をよくよく検討してみると、腑に落ちない点がある。 A級戦犯=5条A項で有罪になった者、であればBC級戦犯=5条B項ないし/かつ5条C項「人道に対する罪」で有罪になった者、となるはずである。だがこの3つの罪を2つにグループ分けするなら、「平和に対する罪」「人道に対する罪」という比較的新しい概念をセットにし、それを「通例の戦争犯罪」というより歴史のある概念と対比させるのが自然だ(「AC級戦犯」「B級戦犯)。また「人道に対する罪」を問うとすれば、まずは東京

    「A級戦犯」「BC級戦犯」という用語について - Apeman’s diary
    navix
    navix 2014/03/08
  • 「池田信夫の捏造」完全版 - Apeman’s diary

    このエントリは以下のエントリを前提とし、それらとあわせて一つの主張をなすものですが、読む順番としてはまずこれを読んでいただいてかまいません。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111221/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120626/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120812/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120825/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130702/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130719/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130721/p2 池田氏の人権意識の希薄さについては別に批判したエントリもありますが、ここでは省略しま

    「池田信夫の捏造」完全版 - Apeman’s diary
  • 「荻上チキ・Session-22」6月13日 - Apeman’s diary

    コメント欄や掲示板にて情報をご提供いただいていたTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」の「歴史学の第一人者と考える『慰安婦問題』」(対局モード)、Podcastにて聴取しました。 注目ポイントはほぼ「秦氏がなにか目新しい主張を展開できるのか?」に絞られていたわけですが、やはり「いやもうそのはなしは終わってるでしょ?」なものばかりでした。よりにもよってアメリカ戦時情報局心理作戦班による「日人捕虜尋問報告 第49号」を持ち出したあたりは、「慰安婦」問題否認論者にもうまともな手札が存在しないことを証明したと言ってよいでしょう。「慰安婦」の身分についての吉見氏の主張(軍従属者)に対する備えが全くなかったのも特筆すべきポイントかと。 当ブログでは以前に、秦・吉見両氏の「事実」認識は実はそう隔たっていないとする東郷和彦氏の論評*1を紹介したことがありますが、この日も秦氏は当時の娼妓の(そして

    「荻上チキ・Session-22」6月13日 - Apeman’s diary
    navix
    navix 2013/06/15
    秦郁彦、吉見義明。
  • 「『慰安婦問題』問題」とは何だったのか(その1?) - Apeman’s diary

    秦郁彦・大沼保昭・荒井信一、「激論 「従軍慰安婦」置き去りにされた真実」、『諸君!』2007年7月号 大沼保昭、『「慰安婦」問題とは何だったのか メディア・NGO・政府の功罪』、中公新書 来なら90年代前半の報道などを調べなおしたうえで書きたいところなのだが、そうしていたらいつになることやらわからないので、とりあえず『「慰安婦」問題とは何だったのか』より次の2点に絞ってコメントする*1。 アジア女性基金の「半官半民」という性格について(第1章、第2章など) 法的責任と道義的責任を巡る議論について(第5章など) アジア女性基金は、「元「慰安婦」への償い金は国民からの拠金によるが、そうした募金活動や被害者への償い金の手渡しなどにかかる費用(…)はすべて政府予算から」まかなう(13ページ)という半官半民の活動を行なった。この点について、大沼氏は「日の侵略戦争と植民地支配への反省と償いは、政府

    「『慰安婦問題』問題」とは何だったのか(その1?) - Apeman’s diary
  • 池田信夫の捏造 - Apeman’s diary

    昨年の暮れに「捏造された「朝日新聞の捏造」?」というエントリを書いた際にも指摘したことですが、「慰安婦」問題否認論者の大半に共通するのが「朝日新聞による捏造」という認識です。先日言及したこのエントリも同様です。 1991年8月に元慰安婦の金学順が日政府に対する訴訟の原告としてカミングアウトしたときは、「親に40円でキーセンに売られた」と訴状に書いていた。ところが朝日新聞の植村隆記者は「女子挺身隊の名で戦場に連行され、日軍人相手に売春行為を強いられた朝鮮人従軍慰安婦のうち、一人が名乗り出た」と報じ、これが騒ぎの発端になった。 西岡力氏もいうように、これは誤報ではなく意図的な捏造である。なぜなら植村記者の韓国人で義母が訴訟の原告団長だったので、韓国語の読める植村記者は訴状の内容を知っていたはずだからである。彼はこれが単なる人身売買である事実を知りながら、義母の訴訟を有利にするために「日

    池田信夫の捏造 - Apeman’s diary
    navix
    navix 2012/08/12
    本文には「池田信夫」もリンクも無し。引用&批判されている池田の記事→ http://agora-web.jp/archives/1478590.html
  • 捏造された「朝日新聞の捏造」?(追記あり) - Apeman’s diary

    従軍「慰安婦」問題をめぐる言説を玉石併せてフォローしている人間であれば、この問題の扱われ方の転機について2通りの説が語られていることを承知しているであろう。即ち、「吉田清治の証言」をもって「慰安婦」問題の転機とする説と、「金学順さんらの提訴」をもってそれとする説、である。前者を採用する者がほぼ間違いなく歴史修正主義者であることは、当ブログの読者の方にはいまさら指摘するまでもないことだが、彼らの主張の最大公約数は“従軍慰安婦問題とは、吉田清治証言をもとに朝日新聞が一大キャンペーンを繰り広げた結果(そしてそれに反日国家である韓国と、反日知識人たちが便乗した結果)として捏造された問題”、ということになる。 はたしてこれは当なのか? 朝日新聞のデータベースサービスである「聞蔵IIビジュアル」を利用して、検証してみた。なお、以下の記述は同サービスを利用しての至極単純な(一つ、ないし二つのキーワード

    捏造された「朝日新聞の捏造」?(追記あり) - Apeman’s diary
    navix
    navix 2012/08/12
    2011年11月の記事。朝日が誤報の検証記事を出したので再ブクマ。
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