新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの生活、国や企業のかたちは大きく変わろうとしている。これは同時に、これまで放置されてきた東京への一極集中、政治の不透明な意思決定、ペーパレス化の遅れ、学校教育のIT活用の遅れなど、日本社会の様々な課題を浮き彫りにした。 【画像】亀井氏が「ボンボン」と指摘するのはこの人 画像を見る 連載企画「Withコロナで変わる国のかたちと新しい日常」の第19回は、コロナ禍で痛む中小企業をどうやって救うのか?だ。 かつてリーマンショックの際に、中小企業金融円滑化法成立を主導し、日本の総従業員数の7割を占める中小企業の危機を救った元金融相、亀井静香氏を取材した。 亀井氏: 「いま日本は、ある意味では世界一の経済力を持っている国ですよ。その国がいま、核戦争じゃなくて、コロナっていう細菌に殺されようとしているんだ。そういう時はとにかく、アメリカや中国に任せるだけじゃなく、日